【名探偵コナン】ゼロの愛し子 番外編【降谷零】

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子供服売り場に堂々と入っていく降谷さんを少し尊敬しつつ、自分も後を追った。

「おとうさんー！これかわいい！」

「ああ、いろいろ試着してみてごらん。良いのがあったら買ってあげるよ」

(人１)のサイズだとこの辺りでしょうか、と微笑みながら子供服を吟味する降…安室さんに、周囲の母親の視線が集まっている。

「きてみた！」

見て見て！風見お兄ちゃん！と試着室から呼ばれて向かうと、ひらひらのワンピースを着たAちゃんが手を振っていた。

「よし！それは買おう！」

かわいい娘の姿に、即決で購入する父親。溺愛してるな…。

デレデレの内心を安室スマイルで隠した降谷さんに多少引いた。…すみません。

そこから始まったAちゃんのファッションショー。

自分で選んだ服、降谷さんが選んだ服、そして私が持ってきた服を次々に着るAちゃんはかわいかった。

もう先程の降谷さんを笑えないな、と自分のほだされぶりに思わず苦笑した。

結局大きめのサイズの物も買ったせいで、大きな袋２つほどの大荷物になってしまった。

買ったものを一度預けてから昼食を済ませ、降谷さん家へ。

その後自宅に帰り、ソファーに倒れこんだ。

「慣れないことして疲れた…。」

でもこんな休日も悪くない、と寝転んだまま笑顔を浮かべた。

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