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事件は、コナンくんと沖矢昴の推理によって解決した。

俺はずっと(人1)を抱いていた。(人1)が泣き止んでも、ずっと。

帰り際、梓さん(ベルモット)や蘭さん、園子さん、沖矢昴が(人1)にまたね、と声をかけていた。

ベルモットと沖矢昴には、もう二度と会わせる気はないが。

家に着いてからも無言だった。

冷蔵庫に有るもので軽く食事を済ませ、一緒に風呂に入って、二人で早めに布団に入った。

薄暗くした部屋で話をした。

(人1)を守ると言いながら、あの時離れてごめん。

(人1)の恐怖に気づいてあげられなくてごめん。

何か起こるかもしれないと分かっていたのに、(人1)を連れていってごめん、と。

こんなんじゃ俺は父親失格だ、とそこまで言ったとき、初めて(人1)が声を発した。

「ううん、しっかくなんかじゃないよ」

「(人1)がわるいんだよ。おしごとしてるお父さんにはなしかけたらだめだったのに…」

「梓さんと一緒の時はいいと言っていたはずなのに、どうして仕事中だと思った?」

「梓お姉ちゃん、いつも会うときみたいにおはなししてくれなかったから」

別人だとは考えもしていないようだったが、違いは感じていたらしい。

それじゃあ、と新しいルールを決めた。

外では俺が話しかけるまで(人1)から話しかけないこと。気づいてほしいときは俺の視界に入る場所に来ること。

危険を避けるためとはいえ、不自由な生活をさせてしまうのはとても心苦しい。

「ごめんな、(人1)、ありがとう」

そのまま二人で抱き合って眠った。

水入らず→←〃



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藍原春陽(プロフ) - 桜猫さん» いえいえ、意見はどんなものでもありがたいです!頑張りますね! (2019年10月29日 20時) (レス) id: 0a284fbc63 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 藍原春陽さん» そうだったんですね!そうとは知らずごめんなさい…頑張ってください! (2019年10月29日 16時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
藍原春陽(プロフ) - 桜猫さん» 感想、アドバイスありがとうございます。なるべく台本書きにはしたくないので、もっと文章だけで誰の話か分かるように頑張ります。実はこの物語はあと少しですが、これからも応援よろしくお願いします! (2019年10月29日 10時) (レス) id: 0a284fbc63 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 最高です、目の保養です、余計なお世話ですがお話で安室さんや風見さんなどに視点が変わるときは題名か1ページの一番上に降谷sideとか梓視点といらたら分かりやすいです。 (2019年10月29日 0時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃 - 風見さんカワイイ(*´ω`*) (2019年9月16日 18時) (レス) id: e6875614e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍原春陽 | 作成日時:2019年5月24日 16時

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