【名探偵コナン】ゼロの愛し子【降谷零】

日常１２ ページ13

一緒に風呂から上がったあと、いつものように（人１）の髪を乾かしてやった。

そしていつものように同じ布団で寝た。

そんな風に生活していたためか、（人１）と一緒に居ないと不安になるし、心配になる。

それなのに、俺が潜入している組織から呼び出しがあった。

まだ幹部にもなれていないのだが、時々任務が入ることがある。今回はそれだった。

つまり、今日は（人１）と一緒に居られない。

…風見に頼むしかないか。恨むぞ組織。





降谷さんに頼まれてAちゃんを迎えに行くことになった。

どうやって入ればいいのだろうか、と保育園の前でうろうろしていると、保育士に不審そうに声をかけられた。

「…あの、何かご用ですか？」

「あの、えーっと、お迎えに…」

「え、でも親御さんではないですよね？」

「代理を頼まれまして…」

進展しない受け答えをしていると、奥から他の保育士さんが飛び出してきた。

「お名前をうかがってもよろしいですか？」

「はい、風見裕也です。」

「ああやっぱり。Aちゃんのお迎えですよね？先ほどお父さんから連絡がありました。」

そう言った保育士さんは、Aちゃん連れてきますね、と建物に入っていった。

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