55.ふたりの大男 ページ6
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『で、なんでいるわけ?』
ナツミにはちょっとテレビでも見て待ってて、と告げて、狭い廊下に2人の大男を立たせる。
いきなり訪問とか、礼儀がなってない。
そもそも袋の中はお酒やらジュースやらつまみやら。
完全に今からみんなで飲もうぜ!っていうことで来たんだろう。
目「こいつがAの家行くって聞かなくてさ」
ラ「めめも会いたいって言ってたでしょ?」
目「は?言ってないし」
ラ「思ってたじゃん!」
……何このふたり、ちょっとかわいい。
なんて、許せる話じゃない。
『自分たちがアイドルだってこともうちょっと自覚してくれないと、』
ラ「でもあの人、俺らのこと知らないみたいだよ?」
『もしナツミじゃなかったらどうすんのよ。』
軽く睨みつけると、「ちぇ、Aのケチ」と頬を膨らませる。
『とにかく、来る時は連絡のひと「あーーー、!!!」……え、?』
でっかい叫び声が聞こえたかと思えば、
ドタドタと走ってくる音。
三人で驚きながら声の主の方を見れば、
「ねぇ!ラウールと目黒蓮じゃん!」
って、二人が並んだ雑誌を広げて見せてきた。
今頃気づくのね、
ナ「え、そうでしょ?え?え?A?」
お酒も入っているから、
ファンの訳でもないのに大興奮のナツミ。
どうしたもんかな、と思っていたら、
ラ「ラウールです!Aとは友達だけど、誰にも言わないでくださいね!」
なんて無邪気な顔で言うもんだから、
「うん!絶対言わない!ラウール!可愛い!」
と、ナツミもデレデレだった。
……末っ子の愛嬌半端ないな、
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芹那(プロフ) - mさん» mさま、有難いお言葉...ニヤついてしまいました・゚゚(>_<)゚゚・目黒くんのこと上手く書けていたのでしょうか( ºΔº ;)いつもヒヤヒヤしながら打ち込んでいたので嬉しすぎます、、Twitterまで、、ありがとうございます!コメントに癒されました。。頑張れます。。 (2020年9月23日 20時) (レス) id: 35aa7b3638 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 全然目黒担じゃないけど、芹那さんのかくお話の目黒蓮が想像の目黒蓮すぎて好きです。お話いつも楽しく読ませていただきました!完結になってしまったの寂しいのでTwitterをフォローしてしまったぐらいに好きです。笑 (2020年9月22日 23時) (レス) id: 3ffce78c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芹那 | 作成日時:2020年9月6日 21時