アイドルに恋した結果��

51.破壊力 ページ2

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ーーー…てか今外？歩いてる音聞こえる

『はい、バイトの帰りですよ』


ーーーまじ？暗いのに危ないじゃん、迎え行こっか？

『ふふ。いつものことだし、大丈夫です』


ーーーそー？俺、免許ないから迎えに行っても結局歩かせちゃうんだけどさ、

ーーーじゃあAちゃんが変な人に襲われたら怖いから、家着くまで繋げてようね！





優しいんですね、と言えば
「まぁ俺がAちゃんと話したいだけよ、」って。

そんなド直球に言われたら照れちゃうじゃん。






ーーーふは。今照れたっしょ？かあいーねぇ、

『っ、もう！バカにしてますよね？嫌いです！』


ーーーありゃぁ、嫌われちったぁ。

『本当に嫌いですよ。』


ーーーねぇー、それはやだ。




可愛く言っても許しません、
仕返しに「ねえねえ」と言ってくる深澤さんを全部スルーすることにした。

ここで曲げたら一生深澤さんにバカにされる気がする！





ーーーAちゃーん？


ーーーねえってばー、


ーーー怒ってるのー？ごめんってー





だんだん可哀想になってきた。
そろそろ反応してあげようかな、











ーーーじゃーデートしよっかぁ。
『はっ、？』



突拍子もない言葉に思わず声が出る。
で、デート？


当の本人は「あーやっと返事したぁ」とヘラヘラしている。




ーーーデートしよ？俺の事もっと知って欲しいから。

『……深澤さんのこと？』


ーーーそ。俺のことなんて興味無い？




そんな聞き方するのはずるい
興味無いです、なんて言えるはずないじゃん。




『……そんなことはないです、』

ーーーじゃあデートね？


『アイドルだからデートはダメです』

ーーー何ならいい？


『……遊びに行くなら、』

ーーー遊びに行くならいい？




小さく それならいいです、と言えば
遠くの方でため息が聞こえる。

……呆れられた。










…







ーーーもー……なんかほんとさー、









ーーー可愛すぎて俺死んじゃいそーだわ、






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