あなたのために【KN】 ページ1
ガッシャァンって音がした。
あなたが小さくぶつかって いたっ、という。
・
トホホ。と言う顔にある、目は。
目の奥には轟々と青の炎が燃えたぎってる。
和也「携帯投げたらだめでしょ、笑」
青の炎は燃えたぎってるくせに、少し半笑い。
・
なんなの。
そんなの聞いてやんない。
和也「なあ、聞いてんの？」
「だいっきらい！」
和也「…俺は好きだよ。」
何その間。
気持ちが高まるからか、つま先から溶け出しそうなぐらいカタカタ、と震える。
カズは、いつだって私が怒る時だけ。
そんなときだけ好きだよっていう。
・
・
・
事の発端は、カズの「就職決まったんだ。」からの「大阪へいくかも。」そして「遠距離になるよな」のあと。
「俺、遠距離できないんだ」の一言だった。
・
・
・
「遠距離ができないってなに。」
和也「だから、かもしれないだってば」
「私との話に過去の女の子出すってちがうくない？」
和也「…そりゃそうだけど」
「できない。じゃなくて、少しは「ついてこい」って…言えないの、、、？」
言葉尻が涙で歪む。
カズはその私のことばに少し笑う。
「なんで笑うの。」
和也「いや、ごめんってば」
「でてって。」
するりと伸びできた手を全部手で避ける。
「出てってば！嫌い！カズなんて嫌い！」
和也「出てってって、家ここなんですけど」
距離が保てないまま、ぎゅっと抱きしめられる。
毎日のように帰ってきたこの家は、カズくんのものだ
・
・
・
「なら、私がでてく…。」
和也「Aってば笑」
なんで笑うの？
私はカズと離れるなんて、微塵も考えてなくて。
離れるのは怖いけど、カズくんと一緒にいたくて。
カズとなら、って。
・
・
カズが私の右手を掴む。
「触らないでってば！嫌い！」
私はもう一度床に転がってた自分の携帯を投げる。
カズがおわっ、って言ってる間に走って逃げた。
ガチャッと開けた扉の奥にはきらきら光るオレンジ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルナ(プロフ) - ともさん» ともさんありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2019年5月13日 10時) (
レス) id: c0bbb29192 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ルナちゃん21歳のお誕生日おめでとうございます。 (2019年5月11日 13時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - まなさん» まなさん、コメントありがとうございます。拙い内容ですが、これからどうぞよろそしくお願いします (2019年2月8日 23時) (レス) id: c0bbb29192 (このIDを非表示/違反報告)
まな - ルナさんおかえりなさい！はじめまして。辞められる方が多い中で取ってきてくださってありがとうございます！自分のペースで頑張ってくださいね！ (2019年2月7日 23時) (レス) id: f82210f826 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルナ | 作成日時：2019年2月7日 22時
