元姉さん 2

sister_56 ページ12

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土｢るっせーな俺だって話しかけたきゃねーよ､ちと面貸せ｡お前ら､これで少し時間潰してこい｣




土方は財布から千円札を1枚取りだし子供達に渡す



神｢キャッホーイ！！酢昆布買い放題ネ！！｣

新｢あ､待ってよ神楽ちゃん！！すいません土方さん｣







銀時を置いて商店街の方へ消えてったのを確認して銀時に向き直る



銀｢ちょっとうちの子甘やかさないでくんない？んで､なんの用だよ｣

土｢てめーに聞きたいことがある､紅月姫って知ってるか｣

銀｢誰そいつ､どっかの令嬢？｣

土｢白夜叉サマなら知ってると思ったんだがなァ｣




興味無さそうに片手の指で鼻をほじりながら聞く銀時に土方もイライラを募らせる








銀｢白夜叉ァ？あー思い出したわ､遊郭行った時に指名しﾌﾞﾍﾞﾗｯ｣

土｢ちげーよ俺はそんなの聞いてねェんだよ！知らねーなら用はねェ､引き止めて悪かったな｣

銀｢聞いておいて礼もなしですかァ？これだからチンピラ警察は...｣

土｢ア"ァ？てめーがちゃんとした返事しねェからだろ｣

銀｢答えてやっただけ有難いと思えや銀さん四六時中忙しいんだぞコノヤロー｣

土｢どこがだよ忙しい方が珍しいだろうがクソニート｣

銀｢はぁん！？やんのこコラァ｣

土｢上等だ｣



互いに剣に手を伸ばした瞬間

















｢公道でなんつーことしてんだテメェら｣



｢｢いでッッ！？｣｣



2人の頭を殴るAがいた














土｢んだよAか｣

｢警察が何やってんだよ､どうせ銀さんとしょうもない事で揉めたんだろ？｣

銀｢しょうもなくねーよ俺が質問に答えてやったんですぅ｣

｢質問？珍しいな｣

土｢まぁな｡お前たしかここに来るまで旅してたっつったよな､紅月姫って聞いた事ねェか｣



ぴく､と銀時が微かに反応しAの顔を見やる





｢.....いや？知らないな｡どっかの令嬢か？｣

土｢なにお前ら､打ち合わせでもしてんの？｣










打ち合わせこそ無かったものの､はい私がその紅月姫ですとは言える訳がない｡銀時もそれを分かってか知らないふりをした












土｢そうか､ありがとな｣


じゃあ､と2人から去っていくのをなんとなく見届けた2人｡暫くしてはっとした銀時が




銀｢アイツAには礼言いやがった！？｣
















土(収穫なしか...)












捜査は難航と見られたがその翌日､先日路地裏で倒れていた数十人の攘夷浪士達が蛇天党の輩だという事が分かった｡

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