37尋 ページ9
時が過ぎるのは思っているより早い
放課後
部室からはどっち派につくか決めた男子たちの結束の声が聞こえる
そんなことも知らないマユヤと白石
マユヤが私に話しかける
木「今日は昨日白石君と一生懸命考えた練習をみんなにしてもらうの
と言っても青学の藤?って人に聞いたのを参考にしてるんだけどね」
白「藤やのうて不二や、栗盛さん知っとるか不二くん」
あ「しらん、声楽?音楽学校かなんかか?」
白「青学や!青春学園!!!」
そう言いながら白石が部室のドアノブに手をかける
その向こうに何があるかも知らないで
33mm先に何が待ってるかも考えもしないで
白「おはよーさーーーーーーーーーーん」
いつもならここで”長っ”と誰かがツッコミを入れる
しかし、その声はなかった
代わりに棘、視線の棘が彼を一斉に指す
白「?なんや、今日はえらい静かやなぁ」
ヒソヒソ、コソコソ
木「どうしたの?」
金色が頬に手を当てながら歩み寄ってくる
甘いいつものあの声で
金「ごめんなさいね、もうあなたのことが信じられへんの
美羽歌ちゃんにつくことにしたから、あなたの味方はくらりんだけよ」
にっこり笑いながら言う彼
少し怖かったのかなんなのかマユヤは後退りをした
金「もしかしてAちゃんそっちにつく気?」
ハッ一回鼻で笑う
どっちにつくとか知らない
私は私につく、誰かの下になんかつくものか
私は
あ「真ん中」
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@琥珀(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。楽しく読んでいただけるなんて、光栄です。くしゃみでわかっちゃいましたか(;´∀`)ハイ、好きですGOSICK。 (2014年2月6日 21時) (レス) id: 6ec4acab83 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - はじめまして! 楽しんで読ませて頂いてます。時に、もしかして、GOSICK、お好きですか…? (2014年2月6日 20時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
@琥珀(プロフ) - アリア♪さん» コメントありがとうございます。お、面白い!?この作品を書いていてそのような評価は初めてで嬉しいです。全部読んでくださるなんて!嬉しさで画面が見えません。これからもご贔屓に!! (2014年1月7日 18時) (レス) id: 2cf2cc5824 (このIDを非表示/違反報告)
アリア♪(プロフ) - はじめまして!!最初から全部読みました!すごく面白かったです♪ (2014年1月7日 18時) (レス) id: 9202271b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@琥珀 | 作成日時:2013年12月29日 8時