【テニプリ】泳げ、学校を−2nd−

３３尋 ページ5

あ「ちょっと待ち、こっちの言い分も聞かんでそりゃないんやない?」

「そんなの聞く必要なんてない!」
「人をカッターで傷つけといて!」

なに?この人たちは聞く耳持たず選手権の選手か?

テニスしろテニス

あ「えいから、聞け」

少し静かになった

まだざわついているけど、完全に静かにするのは無理だ

あ「今から、美羽歌が思ってること全部話す

途中で口出しすんな、えいか?絶対に」

くるりと回って視界に美羽歌が入る

私より10cm小さい美羽歌が少し上目遣いでこっちを見る

あ「このまま居場所無くしとうなかったら全て思ってることを言う

わかるな?あんたのためや」

吉「…ん」

何度か深呼吸して下を見る

多分話すことをまとめているんだろう

吉「みんなは…

今までずっとおった私より、2ヶ月一緒だったこの方を信じるんですか」

関西訛りの敬語でゆっくり、シャクリをあげながら話す

小声で会話する男子の声が耳につく

「だって、怪我させたほうが悪いやんな」
「そうや、どんな理由あろうが手をあげたほうが悪いやろ」

実に同感である

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