【テニプリ】泳げ、学校を−2nd−

４３尋 ページ15

木の陰からのっそり現れた石田に

服を引っ張ってる反対側の手で手招きをする

あ「はよぅ!はよぅ!!!逃げちゃう!!!」

千「こうなったら最終手段たい」

この時、片手を離し、手招きしたことをひどく後悔する

あ「ファ!?」

本日二度目である、ドレミのミの次

ファを叫ぶ

そりゃぁ、誰だって急に足が地面につかなくなったら驚く

いわばお姫様抱っこというやつをされている

千「逃げたモン勝ちたーい」

あ「ちょぉ!!下ろせや!」

そんな叫びも聞こえなかったのか、わざとか

すたこらさっさと言わんばかりの逃げ足で逃げる

あ「下ろせやぁっ!!!!」

ここで私は千歳の首を、喉仏を軽く潰すように抑える

千「ぐわぁっ」

たまらなく足を止める千歳

次に背中に手を回しありったけの力で抓る

抓る、抓る

いろんなところを抓った

石田も追いついて私を下ろしてくれた

あ「連行や、こんの昆布野郎」

千「あぁ〜痛かぁ…」

抓ったところを摩りながら言う

見た目は平和な一日がまた一分、一分と終わりを迎えている






地獄が、始まる

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