画面の中の自分 ページ6
監督のオッケーの声にほっと安心して
目をあけると監督とヒロイン役の女優さんたちが
私に向かって拍手をしてくれていた。
「え…あの、大丈夫でしたか。」
監督「大丈夫も何も、完璧だった。
僕のイメージのままのミリョンだった。」
スタッフが持ってきてくれたブランケットを肩から掛け
監督に大丈夫か聞いたら完璧だと答えてくれた。
監督に自分で演じたミリョンを見てみなさい、と言われ
Ｙシャツと下着だけでは居られないから
着替えてから監督のもとに行ってさっきのシーンを見る。
画面に映るのは自分なのに、自分で演じたのに
見ていて恥ずかしくなるほどに艶やかだったと思う。
自分で画面の中の自分を見て恥ずかしくなっていると
後ろから声をかけられた。
ソヒ「ユリさん、すごかったです〜
私、一応ヒロインだけど勝てる気しないですよ〜」
ヒロインのミジュ役のソヒさんだった。
ミジュは、私が演じるミリョンとは違って
誰に対しても誠実で一途な女の子の役だった。
「恥ずかしいです…」
監督「ミジュとミリョンが一人の男に本気になって
ゆくゆくはミジュとくっつく展開だけど
ユリの今の演技見たら、ソヒも頑張らないとな。
それくらい本当にユリの今の演技はすごかったよ。」
「そう言ってもらえて本当に嬉しいです。
勇気振り絞って脱いでよかったです。(笑)」
そう言っておどけたら、ソヒさんは頑張ります！と言って
可愛く笑って、監督も期待が高まったと笑ってくれた。
あとワンシーンだけ撮影して今日は終わりと言われ
ヘアメイクを変えてもらうためにメイク室へ向かった。
何も知らずに。
ラッキーアイテム
革ベルト
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heema(プロフ) - ともさん» ともさん、はじめまして^^とっても嬉しいです。ぐだぐだじゃないですか？(泣)すごく頑張れそうです(泣)ありがとうございます。 (2012年10月9日 0時) (
レス) id: 55301c2774 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして、ともと申します。自分を閉じ込めていた私が、優しい鍵となる二人と出逢って、少しずつ心を開いてきましたね。グダグダじゃないですよ、それぞれの心が丁寧に伝わってきて、益々楽しみです。長編も大歓迎！これからも読ませていただきたいです！ (2012年10月8日 18時) (レス) id: d48d7887df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：heema | 作成日時：2012年9月22日 14時
