揺れてる？―kh ページ43
「それで二人は何飲むんだっけ？」
リビングに戻ってきたユリは僕たちの顔を見て聞いてくる。
eh「俺、コーヒー飲みたいかも。」
kh「僕も。手伝うよ。」
さっきよりは落ち着いたけど、まだふらつくユリを支えて
一緒にキッチンに向かった。
kh「大丈夫？具合悪くない？」
「うん！全然！コーヒーでいいの？飲まないの？」
kh「もうさっき飲んだから。大丈夫。…ユリ。」
「ん？なに？」
コーヒーを淹れながら僕に向かって振り向き
笑って返事をするユリ。
頼ってよ…
kh「頼っていいんだよ。僕でも、ヒョンでも。」
「ふふ。頼ってるよ？」
kh「ユリ、無理しな」
「はい！コーヒーできたよ！ﾋｮｸオッパのとこ行こ？」
そう言うと逃げるかのように
僕の言葉を遮ったままリビングに戻ってしまった。
ユリ。
いつまで一人で強がるの？
どうして笑わないの？
僕たちは頼りない？
それとも…テウンさんに揺れてるの？
聞けない本音を飲み込んでリビングに戻る。
するとユリが、ごめんごめん！邪魔だよね！と言いながら
どこかからか持ってきた段ボール箱の中に
テーブルの上のココアを入れて奥の部屋に行った。
何事もなかったかのように戻ってきたユリを見て
今日何回目かのため息を小さく吐いてコーヒーを飲んだ。
それから少し3人で話していたけど
ユリはすぐに眠ってしまった。
抱き上げて寝室に運び、ベッドにそっと下ろした。
小さな寝息を立てて眠るユリの頬を撫でてリビングに戻った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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heema(プロフ) - ともさん» ともさん、はじめまして^^とっても嬉しいです。ぐだぐだじゃないですか？(泣)すごく頑張れそうです(泣)ありがとうございます。 (2012年10月9日 0時) (
レス) id: 55301c2774 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして、ともと申します。自分を閉じ込めていた私が、優しい鍵となる二人と出逢って、少しずつ心を開いてきましたね。グダグダじゃないですよ、それぞれの心が丁寧に伝わってきて、益々楽しみです。長編も大歓迎！これからも読ませていただきたいです！ (2012年10月8日 18時) (レス) id: d48d7887df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：heema | 作成日時：2012年9月22日 14時
