守る―kh ページ40
お酒に任せて無理するユリが
ﾋｮｸﾁｪヒョンの肩に頭を乗せて眠りだした。
やっぱりヒョンも気づいてたみたいだ。
…こんな無理して作った笑顔を見て気付かないほうが
おかしいくらいだと思うけど…。
ヒョンにさっきテウンさんに言われたことを話す。
《ユリの何を知ってるんですか？》
悔しかった。
初めて会った日から、悲しく笑うユリに見惚れて…。
涙をためて過去を打ち明けるユリを見て…。
初めて、女性を守りたいと思った。
ずっと気付いてた。
ユリが、全然笑わないこと。
いつも切ない笑顔を見せること。
悲しい笑顔じゃなくて、本心から
自分に笑顔を向けてほしいと思うのに…。
テウンさんに言われて気付くなんて。
僕は、守りたいと思うユリのことを何も知らない。
会うたびに、たまに見せる切ない笑顔が増えるばかりで…。
僕の一方的な感情が大きくなるだけで…。
ユリには全然近づけてなかった。
もっと。
もっといろんなユリを知りたい。
つらい過去を知ることでユリの肩にかかる重荷が
少しでも軽くなるならそれでいいし
僕がそばにいてユリが笑いかけてくれるならそれでいい。
グラスに残ったワインを飲み干して
寝ているユリの頭を撫でているヒョンを見据える。
kh「ヒョン。…遠慮しませんから。」
eh「俺もしないよ。」
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「K-POP」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
heema(プロフ) - ともさん» ともさん、はじめまして^^とっても嬉しいです。ぐだぐだじゃないですか？(泣)すごく頑張れそうです(泣)ありがとうございます。 (2012年10月9日 0時) (
レス) id: 55301c2774 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして、ともと申します。自分を閉じ込めていた私が、優しい鍵となる二人と出逢って、少しずつ心を開いてきましたね。グダグダじゃないですよ、それぞれの心が丁寧に伝わってきて、益々楽しみです。長編も大歓迎！これからも読ませていただきたいです！ (2012年10月8日 18時) (レス) id: d48d7887df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：heema | 作成日時：2012年9月22日 14時
