落ち着かない ページ2
結局朝になってもｷｭﾋｮﾝオッパからは
メールの返信は無くて。
むっくりとベッドから起き上がれば
いつも通り、ひんやりとした空気で
窓の外ではまた雪がちらついてる。
ヒヤッと伝わってくる冷たい床に足をついて
カーテンを開けて溜め息をついた。
キッチンに行って牛乳をコップに注ぐ。
しばらく、そのコップを眺めていたけど
飲まずにキッチンに置いたままリビングに向かった。
リビングのソファで大きく伸びる。
今日はオフでドラマの役のために美容室に行く。
このドラマでの役が男の人を誘惑して
たぶらかすような女性の役。
監督と話して鋭く、冷めた女性を表現するために
ワインレッドのような暗い赤に髪を染めることにした。
予約は午後からだからそれまでのんびり過ごす。
美容室まではﾏﾈオッパが送ってくれるし
時間には余裕があるからテレビをつける。
特に何を見るわけでもなく、ただ
ぼーっと画面を見つめていたけど
だんだんソワソワしてきた。
何度も自分で自分に言い聞かせて
頭を振って画面を見つめるけど落ち着かない。
「…やっぱり抜けないか……」
わざとらしいくらいに大きなため息をついて
またキッチンに向かって歩く。
さっき飲まずに置いておいた牛乳を飲み干した。
頭では、もうテウンのことなど忘れて
信じたいと思える人たちにも出会えて
前を向けたと思っていたのに。
この習慣は抜けない。
忘れたいと思ったテウンなのに
体が覚えていたいと言っている気がして
自分に嫌気がさしてくる。
ラッキーアイテム
革ベルト
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heema(プロフ) - ともさん» ともさん、はじめまして^^とっても嬉しいです。ぐだぐだじゃないですか？(泣)すごく頑張れそうです(泣)ありがとうございます。 (2012年10月9日 0時) (
レス) id: 55301c2774 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして、ともと申します。自分を閉じ込めていた私が、優しい鍵となる二人と出逢って、少しずつ心を開いてきましたね。グダグダじゃないですよ、それぞれの心が丁寧に伝わってきて、益々楽しみです。長編も大歓迎！これからも読ませていただきたいです！ (2012年10月8日 18時) (レス) id: d48d7887df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：heema | 作成日時：2012年9月22日 14時
