大丈夫 ページ44
すこし息が荒い私の背中を
優しい大きな手が何度も撫でてくれる。
キュヒョンオッパは何度も何度も
大丈夫、と低い声で言ってくれた。
「ひとり…いや……こわい…」
肩で息をしながら途切れ途切れに言うと
キュヒョンオッパは手を握ってくれる。
kh「ひとりじゃないよ?僕がいる」
ひとりじゃない、と言うキュヒョンオッパの声が
すごく優しくて涙が出そうになる。
ー信じて…いいのかな…
何度も優しい声で諭してくれて
だんだん落ち着いてきた私。
kh「ね、大丈夫でしょ?」
そう言って首を傾げて私を見るキュヒョンオッパは
あいからずの無表情のまま。
頷いて深呼吸する。
キュヒョンオッパは何も言わずに
手を握ってくれている。
「何も聞かないんだね…」
キュヒョンオッパは車の中で
私が夢を見ると言った時も
さっき散々眠いと言っていたのに
突然こわいと言い出しても何も言わない。
ーあきれて聞く気にもならないのかな…
さっき呼吸が荒れて落ち着いてからは
なんだか妙に冷静になっている私。
kh「話したくなったら話せばいい」
まっすぐ私を見据えて
ハッキリ言ったキュヒョンオッパ。
私は長い間、人間関係を避けていたから
詮索されたり、干渉されることに
極端に敏感になっていた。
そのせいか、この言葉がすごく嬉しかった。
64人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
heema(プロフ) - ちづさん» おはようございます!コメントありがとうございます>< こんなのでにやにやしてくれるんですかTT(笑)ちづさんの《うぎょるぎゅ》だいすきなんです!!ちづさんペンです!ちづさんみたいになれるようにがんばります! (2012年8月21日 14時) (レス) id: 22a4bf68ed (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - おはようございます!ぐふ〜。ギュと同じベッド・・にやにやしてしまいます。 (2012年8月21日 10時) (レス) id: 713b29c428 (このIDを非表示/違反報告)
heema(プロフ) - マリーさん» 期待に応えられるかわかりませんが、がんばります!まだまだ焦らす予定です〜^^w (2012年8月5日 18時) (レス) id: 55301c2774 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - コメントからお邪魔しましたぁ(*゚∀゚)ノまだまだいろんな謎が…焦らしますね〜(^ ^)どんな展開になるのか気になります!! (2012年8月5日 17時) (レス) id: 6760a76762 (このIDを非表示/違反報告)
heema(プロフ) - ちづさん» わあ〜ありがとうございます^^お互いがんばりましょうね〜♪ (2012年8月5日 16時) (レス) id: 55301c2774 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:heema | 作成日時:2012年8月1日 22時