第五話 ページ41
「まさか」
『えええ？！』
ルイアとロンの声がそろった。
夕食時である。
ハリーがマクゴナガル先生に連れられて行った後の話を聞かせてもらっていたのだ。
ロンが叫ぶ。
「シーカーだって？だけど一年生は絶対ダメだと...なら、君は最年少の寮の代表選手だよ。
ここ何年来かな...」
「百年ぶりだって。ウッドがそう言ってたよ」
ルイアはシェパーズ・パイを口に入れようとするまさにその形のままで固まっていた。
ロンもぼーっとハリーのことを見つめている。
「来週から練習が始まるんだ。でも誰にも言うなよ。ウッドが秘密にしておきたいんだって」
その時、双子のウィーズリーがホールに入ってきて、ルイア達三人を見つけると駆け寄ってきた。
「やあ、ルイア、ハリー、ロン。
ハリーすごいな、ウッドから聞いたよ。僕たちも選手だ...ビーターだ」と、ジョージ。
『そうなの？ブラッジャーってやっぱり怖い？』
「怖くはないさ。相手チームのところに送ればいいだけだからな。
それにしても、ハリーが入るなんて...今年のクィディッチ・カップはいただきだぜ」とフレッド。
「チャーリーがいなくなってから、一度も取ってないんだよ。だけど今年は抜群のチームになりそうだ。ハリー、君はよっぽどすごいんだね。ウッドときたら小躍りしてたぜ」
「と、いうことだから、ルイア、試合見に来てくれよ！ロンも来たかったらちゃんと来いよ！」ジョージが言う。
『あ、え、ええ、もちろん行くわ！』
「じゃあな、僕たちいかなくちゃ。リー・ジョーダンが学校を出る秘密の抜け道を見つけたっていうんだ」
『え、そんなのあるの？』
「たくさん。
今度行くか？案内するぞ。
まあ、リーが言ってるのって僕たちが最初の週に見つけちまったやつだと思うけどね...きっと『おべんちゃらのグレゴリー』の銅像の裏にあるやつさ。じゃ、またな」
二人が消えるや否や、会いたくもない顔が現れた。
クラッブ、ゴイル、そしてその二人を引き連れたマルフォイ。
ハリーやネビルを笑っていたのを思い出し、ルイアは例のじとーっとした目で三人を見つめる。
マルフォイはルイアのほうをちらりと見たが、ハリーに向き直るといった。
「ポッター、最後の食事かい？マグルのところに帰る汽車にいつ乗るんだい？」
「地上ではやけに元気だね。小さなお友達もいるしね」と、ハリー。
ルイアは吹き出しそうになったが、それはダメだと思いこらえた。
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楠鬼音 ユララ(プロフ) - かるーあ・みるくさん» コメントありがとうございます！いつもすみません....これからも読んでくだされば幸いです（汗 (2021年9月23日 13時) (
レス) id: 6536344628 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ・みるく(プロフ) - ゆっくり待ってます！！ (2021年9月12日 21時) (レス) id: a76ade7f6c (このIDを非表示/違反報告)
楠鬼音 ユララ(プロフ) - さくら＆りな(б∀б)さん» コメントありがとうございます！！双子との絡みももちろん入れるつもりですが、やっぱり原作沿いになるので日常での絡み、といった感じになるかもです、すみません（汗 でも原作でもいけそうなところは思いっきり絡ませていきます！ｗこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月5日 0時) (レス) id: c04fc26b69 (このIDを非表示/違反報告)
さくら＆りな(б∀б)(プロフ) - 初コメ失礼します！！この作品を楽しく読ませていただいています！毎日楽しみに待っています！ハリーポッターの中で双子が好きなので原作沿いなのですが双子といっぱい絡んで貰えたら嬉しいです！無理なお願いすみません！これからも頑張って更新してください！ (2021年9月4日 22時) (レス) id: af1bba7450 (このIDを非表示/違反報告)
楠鬼音 ユララ(プロフ) - I'm海月さん» コメントありがとうございます！はい、頑張ります！！ｗ (2021年8月10日 19時) (レス) id: c04fc26b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠鬼音 ユララ x他1人 | 作成日時：2021年7月8日 17時
