第六話 ページ15
「これなんだい？」
ハリーが蛙チョコレートの包みを取り上げて開いた。
「まさか、本物の蛙じゃないよね？」
ルイアはくすっと笑った。
『まさか。でもカードを見てみるといいわ...私、昔から集めているのだけど、同じ魔法使いばっかり出るのよね』
「なんだって？」と、ハリー。
「あ、そうか、君、知らないよね。チョコを買うと、中にカードが入ってるんだ。
ほら、みんなが集めるやつさ...有名な魔法使いとか魔女とかの写真だよ。僕は、五百枚くらい持ってるけど、アグリッパとプトレマイオスはまだないな...」ロンが説明する。
ハリーがチョコの包みを開け、カードを取り出した。ルイアは覗き込んだ...アルバス・ダンブルドアだ。
「この人がダンブルドアなんだ！」
ハリーが声を上げた。
「ダンブルドアのことを知らなかったの！僕にも蛙一つくれる？アグリッパが当たるかもしれない...ありがとう....」
ロンが蛙チョコの包みを開けるのを見て、ルイアも手を伸ばす。
ハリーが突然言った。
「いなくなっちゃったよ！」
写真からダンブルドアがいなくなったため、驚いているようだ。
「そりゃ、一日中中にいるはずないよ」ロンが言った。
「また帰ってくるよ。あ、だめだ、また魔女モルガナだ...もう六枚も持ってるよ。君、ほしい？これから集めるといいよ」
ロンは、蛙チョコの山を開けたそうに、チラチラと見ている。
『開けていいわよ』「開けていいよ」
二人が促す。
「でもね、ほら、なんて言ったっけ、そう、マグルの世界では、ず−っと写真の中にいるよ」
『そう？全然動かないのかしら？面白いわね！』
ルイアは驚いて言った。
三人は黙々と蛙チョコの袋を空けていった。
...しばらくして、ハリーが百味ビーンズの袋を開けた。
「気を付けたほうがいいよ」
ロンが注意した。
「百味って、ほんとに何でもありなんだよ...そりゃ、普通のもあるよ。チョコ味、ハッカ味、マーマレード味なんか。でも、ほうれんそう味とか、レバー味とか、臓物味なんてのがあるんだ。ジョージが言ってたけど、鼻くそ味に違いないってのに当たったことがあるって」
お兄さんは鼻くそを食べたことがあるのかしら、と笑うルイアに確かに、とうなずきながら、ロンはビーンズをつまみ、口に入れた。
「うぇー、ほらね？芽キャベツだよ」
三人は百味ビーンズを楽しんだ。
ルイアはチョコレート、マシュマロ、スイカ、バナナ、と当たりを引き、羨ましがられた。
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楠鬼音 ユララ(プロフ) - かるーあ・みるくさん» コメントありがとうございます！いつもすみません....これからも読んでくだされば幸いです（汗 (2021年9月23日 13時) (
レス) id: 6536344628 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ・みるく(プロフ) - ゆっくり待ってます！！ (2021年9月12日 21時) (レス) id: a76ade7f6c (このIDを非表示/違反報告)
楠鬼音 ユララ(プロフ) - さくら＆りな(б∀б)さん» コメントありがとうございます！！双子との絡みももちろん入れるつもりですが、やっぱり原作沿いになるので日常での絡み、といった感じになるかもです、すみません（汗 でも原作でもいけそうなところは思いっきり絡ませていきます！ｗこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月5日 0時) (レス) id: c04fc26b69 (このIDを非表示/違反報告)
さくら＆りな(б∀б)(プロフ) - 初コメ失礼します！！この作品を楽しく読ませていただいています！毎日楽しみに待っています！ハリーポッターの中で双子が好きなので原作沿いなのですが双子といっぱい絡んで貰えたら嬉しいです！無理なお願いすみません！これからも頑張って更新してください！ (2021年9月4日 22時) (レス) id: af1bba7450 (このIDを非表示/違反報告)
楠鬼音 ユララ(プロフ) - I'm海月さん» コメントありがとうございます！はい、頑張ります！！ｗ (2021年8月10日 19時) (レス) id: c04fc26b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠鬼音 ユララ x他1人 | 作成日時：2021年7月8日 17時
