太陽さんが体調不良！？＊4 (ページ10)

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ピンポンピンポンピンポン⋯

せっかく眠っていたのに、インターホンが激しく連打される音にぼんやりと意識が戻ってくる。

ピンポンピンポンピンポン⋯

｢⋯ん、」

それでもすぐには起き上がれなくて、仰向けのままその音をしばらく聞き流して。

音の主には申し訳ないけど、諦めてくれたらそれはそれでいいかななんて。

ピンポンピンポン⋯

｢⋯もぉ、なにぃ⋯」

どうやら音の主は諦めが悪いらしく、

それでも鳴り止まないインターホンに、仕方なくゆっくり身体を起こせば、やっぱり視界はぐわんと歪んだ。

ていうか、なんでこんなに鳴ってるんやろ？

宅配の人はこんなことせぇへんやろし⋯

変なイタズラとかやないよね？

なんて、少し不安に思ってたんやけど、

ピンポンピンポンピンポン⋯

｢⋯分かったて。ちょ、待って」

鳴り続けるインターホンに、
壁伝いにモニターまで歩いてボタンを押せば、

｢え⋯信ちゃん？」

インターホンを連打する犯人は、まさかの信ちゃんやった。