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村上side
今日はマルと2人の仕事。
マルも割かし現場入り早い方やけど、流石に30分前にはおらんくて、控え室のソファで1人電子書籍読んでてんけど、
マネ｢村上さん！！」
村｢おわっ！⋯なんや！？」
静かやった控え室のドアがものっそい勢いでバンって開かれて、確か⋯そうやそうや、最近新しく入ったはずの若いマネージャーが顔を出す。
村｢なんやねん朝から」
マネ｢あ、すみません！あの、丸山さんが⋯」
村｢ん？マルがどうかしたん？」
マネ｢今日は、お休みしたいと⋯」
村｢え！？」
休みって、あのプロ意識高いマルが？
村｢それ、マルが言うたん？」
マネ｢は、はい⋯」
村｢理由は？」
マネ｢あ、あの⋯えっと⋯」
村｢⋯理由も聞かんと、OK出したん？」
マネ｢す、すみません⋯」
分かりやすくシュンとして、眉を下げるマネージャー。
まぁ、まだ新人やし、誰にでも失敗はあるからそない責める気はないんやけど⋯
マネ｢あ、あの！僕、もう一度連絡してみます！」
村｢や、ええよ。俺もマルの声直接聞きたいし」
マルが仕事休むってことは、相当の理由があるんやろう。
なんや心配やし、ここまで来たら俺が電話した方が安心やわ。
ってことで、かけてみたんやけど⋯
村｢⋯出ぇへんな」
何度かけても繋がらない電話。
呼出音は鳴っとるから、電源はついとるんやろうけど⋯
マネ｢やっぱり僕、丸山さんの家行ってきます！」
村｢んや、仕事終わったら俺が行くわ」
さっきマネの電話出たってことは、そない大事やないやろうし、もし体調悪いんやったとしたら、マネが一人で行ったところで、どうせあいつは大丈夫言うて無理するに決まってる。
村｢巻きで終わらすから、車回しといてな！後、連絡はちゃんと見とくこと！頼んだで」
マネ｢はい！」
幸い、今日の仕事は俺一人でもなんとかなるはずや。
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作者名：みるく。 | 作成日時：2024年3月22日 20時
