太陽さんが体調不良！？＊4 (ページ7)

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｢ん⋯はぁ、しんど⋯」

関西には3日もおらんかったのに、自宅に戻ってきたのが1週間ぶりくらいな気がするほどの疲労感。

帰ってきたそのままの格好で、

ほんまはすぐにベットにダイブしたいんやけど、そんなことしたらもう起き上がれなそうで、

荷物だけソファへ放り投げて、その下のラグへ座る。

大倉との収録はなんとか無事に終わって、

明日東京で仕事がある僕は、この後も関西で仕事のある大倉と別れて深夜の新幹線で帰ってきた。

大倉は心配してくれたけど、各自仕事やからしゃあないし、なによりこれ以上一緒におっても迷惑かけるだけや。

｢はぁ⋯、」

大倉ともマネージャーとも別れて
久しぶりにひとりになって、

もう気を張らなくてええんやっていう安心感と、油断と、

少しの寂しさに、思わず溜息をついて。

｢あかんな⋯取り敢えず、シャワーや。」

ほんまは動きたくないけど、明日も仕事やからそんな訳にはいかへんし、どうせ入るならお風呂で温まりたいとこやけど、今湯船に浸かったら絶対倒れる気がして。

｢⋯っ、けほ、けほっ⋯」

治らへん目眩のせいか、風邪気味のせいか、

頭がガンガンしてクラクラする感覚が抜けなくて、

倒れへんように注意しながら、

いつもより簡単にシャワーを浴びた。