太陽さんが体調不良！？＊4 (ページ14)

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｢はぁ、⋯」

嵐のように信ちゃんがいなくなって、思わずため息をひとつついて布団に包まる。

なんや、信ちゃんの事めちゃくちゃ怒らせてる気がする⋯

この布団も、半分投げつけられたし、

僕なりに考えて、信ちゃんが食べたい物頼んでええよって言ったんやけど、それも違ったみたいで結局買い物行ってもうたし⋯

頭が重くて痛くて、
布団にくるまったままソファに横になる。

寝てもうたらまた怒られるから、ローテーブルの上に放置されてたスマホを手に取って開けば、

〈家ついたー？食欲無いかもしれんけど、なんも食べてへんのやから軽くても食べるんやで？くれぐれも無理はしないこと！何かあったら連絡してな！おやすみ〉

｢んふ、おかんみたいやな」

大倉から、昨日の深夜にこんなLINEを受信していた。

大倉には、ほんまに迷惑かけてもうた。

今もこうして、心配させとるわけやし⋯

返信しようかな？って思ったんやけど、この時間やと多分お仕事中やから。

時間を見計らって、後で送ることにした。

目の前がクラクラするのが気持ち悪くて、目を瞑りつつ眠らないように注意しとったら、

ピンポーン

｢⋯早いな。」

たぶん、まだ5分くらいしか経ってないんちゃう？

また倒れないように、身体を起こして歩けることを確認してから立ち上がる。

｢はい、今開けるな？」

モニターには、帽子をかぶってビニール袋を下げた信ちゃんが映っていた。