某探偵社員、宮城へ。3

任務９４ ページ23

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その後。


両親は児童虐待、育児放棄、父親の方は薬に手を染めていたらしく、晴れて刑務所入り。


父親のほうは薬にも手を染めていたらしく、しばらくは出てこれないだろう。


委員長の方は叔母に預けられることになり、両親も委員長への接触は禁止されたため身の安全は保証されるはずだ。


そして、優等生という仮面をかぶってきた彼女は、彼女自身を縛り付けるものがなくなり、表情も随分明るくなった。


けれど一番変わったことといえば…



『あれ委員長メガネやめたの？その髪も』


「うん、やめた！これが本当の私だから！」


眼鏡を外し、綺麗に纏められていたおさげは緩く巻かれ、程よく着崩したその姿は、とても輝いていて。


元々素材が良かったからか、そのギャップにやられ最近は告白が絶えないらしい。


両親に受けた傷がまだ残っているため半袖を着ることは未だにないけれど、毎日楽しそうでこっちまで笑顔になる。


(これからは絶対に楽しい人生になるから、大丈夫)


あの時、声をかけていたお陰で委員長は幸せを手に入れた。


だから楽しいんだよなあ、この仕事。









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「あれ？Aちゃん、私のパソコンは？」


『…やべ、ぶっ壊したかも』


「ちょっと！？」


太宰のパソコンを壊し、国木田くんに怒られた(太宰がさらに仕事をしなくなるから)のはまた別の話。






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