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クソデカ溜息10 ページ10

「抽象的すぎます。ちゃんと説明して下さい」

「まぁだから、お前の中に感じた違和感と、さっきの攻撃の違和感が同じだったって事だよ」

「成程。大方、Aくんの力の発動条件の1つが私の中に入り込んでしまったという所でしょうか」

「そう!推測だけどね」

長い手足を伸ばしてニッコリと微笑む27歳の隣で、残業続きのサラリーマンの様に肩を落とす26歳。


「お前と一緒にいれば、Aは特級に並ぶ術師でいられる。呪力はないから祓えないけどね」

「…まさか、あの子を高専に?」

昨日の霊園では死の危険が迫ったために呪霊を視認できていたようだが、そもそものAは呪いを視る事はできるのだろうか。


「大丈夫、真希だってメガネと呪具で呪術師やってんだから!似た様なもんだって!」

違うでしょう。言いかけた言葉をぐっと飲み込む、というのはこの五条悟との長い付き合いで習得した数少ない社会的スキルである。


「戸籍上はまだ14歳だから、入学は来年だね。よかった〜来年の1年、今んとこ恵だけだからさ〜!!ペア授業とかどうしようって思ってたんだよね〜!」

「まさかそっちが狙いだったんじゃないでしょうね」

「まさか〜!」


1人で高らかと笑い声を上げる五条。
七海はAと猪野を迎えに行ってそろそろ帰ろうと立ち上がる。


「あ、そうだ戸籍といえば、あの子の名乗った名前と戸籍の名前が全く一致しないんだけど、その辺も気をつけて見てあげてね」

「は…?」

「じゃ、お疲れサマンサ〜」と去っていこうとする五条を引き止めようと肩に手を伸ばすが、無下限バリアで阻まれてしまう七海。


「五条さん、それ1番重要なところだと思いますが」

「僕、戸籍のこととかよく分かんないし!あ、1年ズにはAはまだ力がコントロールできないって弁明しとくから!安心して!じゃ!」

バイバーイ!と手を振って遠ざかる先輩への怒りを感じながらも、七海の思考は冷静であった。

戸籍と名前が違うという事は…別人なのでは…
顔写真などは一致しているという事か…
そもそも今のAには昨日より前の記憶など無さげだ。考えても無駄か。

七海はサングラスをかけ直して猪野とAの待つ教室へ向かった。
 

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小倉トースト山田(プロフ) - 紅葉さん» 待って笑った本当に間違ってるじゃないですか!ご指摘ありがとうございます!次の更新で直します…お互い体調には気をつけましょう!コメントありがとうございます! (2021年4月11日 18時) (レス) id: d6a3d21f1e (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 悠二じゃなくて悠仁ですよ! 七海さんとの距離感が好きで読みながらニマニマしてしまいます笑! 体調に気遣いつつ更新頑張ってください! (2021年4月11日 10時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
小倉トースト山田(プロフ) - れもんくんさん» わーい、一応リプしてみました! (2021年4月5日 20時) (レス) id: 1af1ac3f06 (このIDを非表示/違反報告)
れもんくん(プロフ) - 小倉トースト山田さん» してますよ!あんな状態ですが、、、あ、見てくれればわかります→remonkun_1128です! (2021年4月5日 18時) (レス) id: 4fa0c92de2 (このIDを非表示/違反報告)
小倉トースト山田(プロフ) - れもんくんさん» わーい!れもんくんさん、お友達になりましょう!ついったとか、利用されてます? (2021年4月5日 18時) (レス) id: 1af1ac3f06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小倉トースト山田 | 作成日時:2021年3月29日 1時

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