校長がアイドルに？！ (ページ5)

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「おつかれですね…校長」

今日は京明館での仕事、つまり今日は校長だ

「そらそうでしょ…芸能なんて……」

「ウハハハまあまあ
でも、辞めなくてよかったですよ！」

「辞めたくありませんから
僕、京明館が大好きですから」

事務長がものすごく頷いてる

すると、ノックがした

真柴先生だ

「どうかしましたか？」

少し心配そうな顔で僕を見る

「今年のオープンキャンパス、特進クラス2年にお任せして頂けるんですか？」

真柴先生はずっと2年特進クラスの担任

「もちろんですよ！
これからもずっと、2年の特進クラスにやって頂きたいんです！
そして、相談会を1年の特進クラスに」

これは僕が校長になって2年目からこうしてる

今年で7年目

ということは、42歳で芸能人に

「ハァ…」

「どうしました？子育てのお悩みですか？」

真柴先生にいつも相談に乗ってもらってる

真柴先生は1児の母になっている

そして、僕は3児の父

「それはもう、毎日ですよ
さとを少しでも楽にさせてあげったかったのに
それに今は特に…」

「あー、樫松芸能事務所のことですか」

「そうです！何で僕が…」

「そら、校長がアイドルみたいですし」

「えっ……」

「校長は顔がいいんですから！
40代には見えませんよ」

「そうですよ」

顔…ねぇ………

今まで損しかしてこなかったのに