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扉が開いた
失礼しますと、女性の声とよく知る彼の声
よく知る彼は俺らを見て驚いた
が、すぐさま真顔に戻った
「笠間さん、親御さんにはどこまで話していますか？」
こはるに問う
俺は何も聞いてない
「何も話してません…。」
想像通りだったのか、こはるを安心させるような笑みを彼はみせた
「笠間さん」
これは俺に聞いてる？
「はい」
「娘さんの進路を反対してほしくありません
彼女自身が見つけた道です
考え抜いた結論です。
どうか応援し支えてやってください
それを約束してくれますか？」
もし、危険な仕事につくための進路だったらどうしよ
俺は許せるだろうか…
「お父さん、いいえ 雅紀
思ったことをそのまま教えてください」
思ったことをそのまま…
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作者名：iris | 作成日時：2017年12月17日 17時
