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相葉さんが元気ないなぁ
「どうかしたの？雅紀」
いつだったか下の名前で呼んでほしいと言っていたので呼んでみると
もの凄い勢いで顔を上げた
涙目で僕の名を呼ぶ
「こ、こはるがぁ……反抗期でね…昨日、進路のこと聞いたんだけど」
それを相談されるのか…
この2人なら真剣に向き合い話し合えたら解決しそうだけど……それが難しいな
「う、うん」
僕があまりに困った顔をしていたからか
和が話しに入ってきた
「相葉さん、そういうのはこはるちゃんの担任に聞いてみたら？」
「こはるの学校の名前知らないの…
場所も知らないし……」
ですよね、知ってたら僕が校長だってわかってるはずだし
「難しいかもしれないけど、こはるちゃんと向き合って話してみたらどう？
今日まで…2人でやってきたんだから
絆は深いでしょ？親を根から嫌いになることなんてないよ
この年ならありえる反抗期なんだから、怖がらず話し合ってみなよ
こはるちゃんも話し聞いてほしいんじゃない？
素直になれてないんだよ、きっと」
さっき以上に瞳がうるうるになった相葉さん…いや、雅紀
「ありがとうっ！翔ちゃん！！」
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作者名：iris | 作成日時：2017年12月17日 17時
