†Green† 緋色の少女 ページ45
〜ウォーシャンside〜
緋色の少女が立ちあがって、こちらを向いた。
あれは間違いなく、マトリエルだ。
A：「やっぱりマトリエルだ！良かった〜、無事だったんだね！」
Aもマトリエルに気付いたのか、ほっとした声を上げる。
しかし、マトリエルは反応を返さない。
その時、私はリーブ様に言われたことを思い出した。
今のマトリエルには"記憶がない"！
ウォーシャン：「！！危ない！」
A：「わっ！！？」
私はAを押しのけ、その場から離れる。
Aが先ほどまでいたところには矢が刺さっていた。
目を見開かせるA。
A：「どうして…？」
ウォーシャン；「A、落ち着いて聞いてください。今のマトリエルは記憶をなくしています。」
A：「そんな！嘘だよ…」
Aの言葉に静かに首を振る。
すると、また、矢が私たちをめがけて飛んできた。
Aを抱え、そこから避ける。
マトリエル：「絶対許さん！うちがあんたら倒す！」
マトリエルが声を上げる。
その目は本気だった。
やはり、戦わなくてはならないのだろうか？
でも、マトリエルを傷つけることなんて、できるわけがない。
A：「マトリエル、話を聞いて。」
Aが一歩ずつ前に出る。
ウォーシャン：「A！？危ないです戻ってくださいっ！」
私が呼びとめるが、「大丈夫」といって、歩みを止めない。
マトリエル：「うちはあんたら何かと話すことなんてないし！」
そういって、再び、矢を放とうとする。
A：「でも、聞いてほしいの！貴女はあたしたちの大切な友達だから！」
マトリエル：「友達…？」
その言葉に一瞬ひるむマトリエル。
しかし、武器は構えたままだ。
A：「そうだよ？ずーっと一緒だった。遊んだり、勉強したり、いっぱいいろんなことしたの。忘れちゃったの？」
マトリエル：「そんなこと、知らんっ！あんたらは敵だし！」
A：「うん、敵かもしれない。でも、それは貴女が忘れてしまってるから。」
マトリエル：「黙れ！黙れ黙れ黙れっ！！」
マトリエルの声が辺りを響かせる。
息を荒く上げ、震えだす。
マトリエル：「うちの友達？でも、あんたらはイヴァンを…なんなん？うちはどうすればええの！？」
マトリエルが混乱している。
これならいけるかもしれない！
A：「思い出して！マトリエル！」
ウォーシャン：「マトリエル！」
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騎士(プロフ) - 紗雪さん» ファイト(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2012年12月29日 13時) (
レス) id: cb129c37f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪(プロフ) - 騎士さん» ありがとーっ!!ラストスパート、頑張るね^^ (2012年12月29日 12時) (携帯から) (レス) id: 6b436b2e25 (このIDを非表示/違反報告)
騎士(プロフ) - …感動。マトリエル〜！！どうなるのか超楽しみナンデスケド！更新がんばって！ (2012年12月29日 11時) (レス) id: cb129c37f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪(プロフ) - Ｂさん» そんな!!とんでもないっ(笑)普通に地区予選ですよwめっちゃミスって銀賞でした； (2012年12月23日 19時) (携帯から) (レス) id: 6b436b2e25 (このIDを非表示/違反報告)
Ｂ - 吹奏楽部なんですか！っていうか、アンコンって県大会のことですか！？すごいですね！！！ (2012年12月23日 17時) (レス) id: 0dcc962137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗雪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aoi_sayuki823/
作成日時：2012年3月24日 1時
