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バーボン「……彼女をどうするつもりですかFBI」

スコッチ「こいつを預かるなら、公安の方が適任だと思わないか?」


私の手を、バーボンとスコッチの2人ががっしりと同時に握って来た。
私が?(ハテナマーク)を浮かべて2人を見上げるその前に、バチっと音がしそうな勢いで赤井と2人の目線が合わさる。

赤井「いや、思わないな。Aには証人保護プログラムを受けてもらう。それならばFBI(こっち)の方が適役だ」

バーボン「勝手に決めないでください。
あ、あと外では安室透と呼んで貰いますが、僕の名前は降谷零です。よろしく」

スコッチ「俺は諸伏景光だ。外では新州(あらす)(ゆい)って呼んで欲しい。
それに、俺たちにだってそれくらい出来る。公安舐めんなよ」


と、赤井を睨みつけながらも、降谷と緑川の2人がまっすぐ私の方にと手を突き出してきた。
一瞬だけぽかんとしたが、すぐに意味を理解して、2人の骨ばった手をおずおずとそれぞれ握る。

すると、赤井を睨む目線はそのままに、きゅっと力強く握り返された。そのまま、降谷が口を開く。


降谷「そもそも、彼女が日本に来ているのですから、(ヴィラン)探しは日本の公安の方が畑です。アメリカはすっこんでいてください」

赤井「捜索ならFBIの方が手慣れていると思うが?それに相手は転移の使い手。安易に範囲を日本だけに狭めるのはどうかと思うぞ」

降谷「なんだと!?」

諸伏「だとしても、此奴をアメリカに連れて行くことには反対だぞ赤井!!」

赤井「ほー?」


『と、とりあえずドンキ行きませんか?ね?』


何故か、さっきも見たような既視感を感じるやり取りが始まる。つまりはこれが彼等の平常運転というわけだ。
そうか、やっぱ仲良いじゃんか。


だが、いい加減私がほったらかしにされて居たたまれなくなったので、早く行きましょうと急かせば3人は渋々口論をやめてくれた。
そしてようやく、本来の目的地であるドンキに行くことになったのだった。

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☆しゅーりむ★(プロフ) - まゆさん» 返信遅れてしまい申し訳ございません!読んでいただきありがとうございます!これからも頑張りますね!! (2019年3月7日 23時) (レス) id: f145474b32 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年2月28日 23時) (レス) id: eca43bee50 (このIDを非表示/違反報告)
☆しゅーりむ★(プロフ) - にわなずなさん» どっちでも良き派の方なのにわざわざコメント頂けたんですか!?ありがとうございます!!私はツイッターで知ってしまいました。皆さん結構知ってるんですね…!! (2018年9月22日 23時) (レス) id: d266c3c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 私は立ち読みで知りましたw名前はどっちでも良き (2018年9月22日 8時) (レス) id: 895a4f49cb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください!めっちゃ楽しみに待ってます!! (2018年9月21日 19時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆しゅーりむ★ | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年6月16日 23時

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