吸血鬼-幽霊のターン ページ20
この世界、無個性しか居ないはずだけど何故か吸血鬼とかいう種族がいることを知ってしまった世界に、私が来てから5日目の夜。
三度目の正直、とかいう言葉を信じて、普段パトロールをしているところから5キロほど離れた場所にやって来た私。勿論、目的はパトロールのためで、こうなった原因は昨日の吸血鬼共にある。出来ればもう会いたくない。
まぁ、こんな遠くにまでやって来たら、流石に出会うことなんて……(フラグ)
「なぜお前がここに居る赤井ィ！！」
「ふっ、俺の
「貴方の
「……ほぉ、俺から彼女を奪う、と…？」
「ええ。たとい力付くでも…ね！」
フラグ回収乙です(悟り)
なんで居るんだお前ら、帰れ。頼むから帰れ。てかなんで此処に私が居るって知ってるの、ねぇ。
とりあえず、嫌な予感がして物陰に隠れたのは正解だった。いつもの癖で緋糸を使いそうになるが、これを使ったら多分詰むのでやめておく。たしか彼等は、血の匂いがわかるんだったか。
と、そこまで考えて、私はくるんと回れ右をした。
今なら彼らに見つかってない。つまり逃げるなら今だ。幸いにして此処に彼等がいることはわかった。要するに、此処から離れれば、今日は彼等と会うこともないだろう。
そう思い、彼等がなぜか殴り合いの構えを取って居たことを全力でスルーし、元来た道を戻る。今から走れば終電には間に合うはず。
だが、駅へと向かうその道の途中の路地裏で、事件は起こった。
グイッと引かれる腕。受け身を取る間も無く壁に押し付けられた私を見下ろして居たのは、ニヤニヤと笑っているチャラいお兄さん達だった。
「おねーちゃん、暇？」
「俺たちと遊ばない？」
一瞬だけでも、こいつらが吸血鬼じゃないかと身構えた私は悪くないよね。2日連続であんなのに出会ったら、流石に身構えるよね。うんうん。
だがすぐにその考えを捨てた。
違うな、これはアレだ。元の世界ではヒーローの目が厳しすぎるが故に絶滅危惧種くらいにまで減った、不埒な輩とか言った所だ。
うん、久しぶりに見たわ。元の世界じゃあ、こんなに堂々としていたら直ぐにヒーローに見つかるから、もっと狡猾にこそこそしていたもんね。
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☆しゅーりむ★(プロフ) - まゆさん» 返信遅れてしまい申し訳ございません！読んでいただきありがとうございます！これからも頑張りますね！！ (2019年3月7日 23時) (
レス) id: f145474b32 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年2月28日 23時) (レス) id: eca43bee50 (このIDを非表示/違反報告)
☆しゅーりむ★(プロフ) - にわなずなさん» どっちでも良き派の方なのにわざわざコメント頂けたんですか！？ありがとうございます！！私はツイッターで知ってしまいました。皆さん結構知ってるんですね…！！ (2018年9月22日 23時) (レス) id: d266c3c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 私は立ち読みで知りましたw名前はどっちでも良き (2018年9月22日 8時) (レス) id: 895a4f49cb (このIDを非表示/違反報告)
式(プロフ) - 更新頑張ってください！めっちゃ楽しみに待ってます！！ (2018年9月21日 19時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆しゅーりむ★ | 作者ホームページ：
作成日時：2018年6月16日 23時
