10頁 NoSide ページ12
スコッチ「だが、ちょっと待ってくれ。俺はミスを犯して居ない」
バーボン「……どういうことです?」
スコッチ「奴等が集めた、俺がNOCだという証拠…その全てが、身に覚えのないものだった。おそらく、誰かが俺を嵌めようとしている」
ライ「……つまり、お前をNOCに仕立て上げた輩がいると?」
そうだ、と頷くスコッチ。それを聞いた2人は、静かに思考を張り巡らせる。
NOCに仕立て上げるなど、わざわざ幹部の者がやる事ではない。だが、先程の銃撃やカーチェイスのことも考えると、手勢や結束が無いコードネーム無しの末端がやった訳でもなさそうだ。
つまり、先ほどの手練れ達を動かすコネを持ちながら、更に組織の上層部に潜り込みたい人物。
スコッチ「……まっ、どうあれ俺は一度死んだ方が良いらしいな」
ライ「……そうだな」
バーボン「ええ。おそらくライと僕の協力もバレているでしょうし、一芝居打つしかなさそうですね」
彼等はそう言いながら、全員がちらりとクレナイの方を見た。
彼女が敵か味方か。明確なことは言えないが、この状況を鑑みるにどうにも怪しい人物だった。
たまたま、あの状況に現れ、
たまたま、彼等を助けた女性
どうも上手く行き過ぎている。敵の間者という場合もあり得る。
だが、
彼等を叱責した真っ直ぐな瞳、血を流しながらも身を呈して彼等を守った姿、瞳を射抜いて安心させるように笑ったあの笑顔。
「「「(敵に回したくないな……)」」」
彼等は同じことを思い、再びこれからのことを話し合うことにしたのだった。
192人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆しゅーりむ★(プロフ) - まゆさん» 返信遅れてしまい申し訳ございません!読んでいただきありがとうございます!これからも頑張りますね!! (2019年3月7日 23時) (レス) id: f145474b32 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年2月28日 23時) (レス) id: eca43bee50 (このIDを非表示/違反報告)
☆しゅーりむ★(プロフ) - にわなずなさん» どっちでも良き派の方なのにわざわざコメント頂けたんですか!?ありがとうございます!!私はツイッターで知ってしまいました。皆さん結構知ってるんですね…!! (2018年9月22日 23時) (レス) id: d266c3c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 私は立ち読みで知りましたw名前はどっちでも良き (2018年9月22日 8時) (レス) id: 895a4f49cb (このIDを非表示/違反報告)
式(プロフ) - 更新頑張ってください!めっちゃ楽しみに待ってます!! (2018年9月21日 19時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:☆しゅーりむ★ | 作者ホームページ:
作成日時:2018年6月16日 23時