邂逅の時間 その３ ページ48
〜カルマside〜
赤。
それから、亜麻色。
銃声の次に脳に伝わった情報は、たったの２つだけだった。
それだけでも、状況を理解するには充分過ぎる。
だけど思考回路は、その事実を認めようとしない。
青砥「クククッ……変わったなぁ、killer00。
誰かを護ろうとするなんて、昔からは考えられないほど、お人好しになったよ」
飛び散った赤は、つまりは鮮血。
揺れながら地面に広がったのは、亜麻色の長髪。
俺の足元には、鈍色に輝く薬莢。
貴方「グッ……ゲホッ！！！」
俺の目の前で、
Aちゃんは、
俺を庇って、
…………撃たれたのだ。
青砥「アンタは俺たちを裏切った。
これは、その報いなのさ」
01の数字を名乗ったソイツが、道化師のような笑みを浮かべて、近寄ってくる。
反射的に、俺はAちゃんを引き寄せた。
するとソイツは一瞬だけ目を見開くと、すぐにまた、くつくつと嗤いだす。
青砥「気が変わった。アンタを殺すのは、また今度にしよう。
そこの彼氏さん、今から言う内容を、防衛省の堅物に、一文字も漏らさず伝えてくれよ」
拳銃を懐にしまい、ソイツは背を向けながら言う。
青砥「２週間後だ。それまでに、俺にkiller00を差し出せ。
さもなくば、アンタら全員、俺が殺しにいってやる」
足音は無かった。
ソイツはただ、瞬きしたその間にどこかへ消えた。
………………俺はただ、なけなしの知識でAちゃんに応急処置を施し、救急車と烏間先生を呼ぶ中で、
己の無力さと弱さを実感していた。
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ハサミ - とっても面白くて夢主ちゃんの性格がストライクです！更新待ってます！ (2016年1月9日 18時) (携帯から) (
レス) id: c0288a584d (このIDを非表示/違反報告)
カホマ - 自分勝手は承知なんですけども番外編で、磯貝君オチを書いてもらえませんか？無理だったらいいです！頑張って下さい(*´∀`*)♪ (2015年10月11日 23時) (レス) id: 1e380d9257 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽ルナ - サイッッッッコー (2015年6月11日 23時) (レス) id: 5863177003 (このIDを非表示/違反報告)
赤司カルマLOVEユカリン - 面白いです!最近読み始めたので今日コメント書いてるけど、更新頑張ってください！ (2015年6月7日 18時) (レス) id: 6368cea6e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか - 小説化して欲しいくらい面白かったです!!文才分けてください… (2015年5月8日 18時) (レス) id: 125ff204f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心愛 | 作成日時：2015年3月7日 21時
