参ったな ページ30
黒木sibe
和音の周りに風か吹き始める
周りの木が揺れる
窓がガタガタと震える。
苦しげにしゃがみこむ和音
！？
もしかして…。
「宮野和音」を探っていた時にちらりとでてきた噂
ー「土曜の夜に悪魔になる」ー
これのことか…参ったな…
若武sibe
ガタガタうるせーな。
……！？
あれは……。
和音と黒木？！
若武「何やってんだ！」
黒木「若武！止めるんだ！！和音を止められるのはお前しかいない！」
和音に目をやる
見てられない。
若武「おい！和音！！
好きだ！！」
気づけばそう叫んでいた
上杉side
なんだ？
うるせー
…！？
？「好きだ！」
この声まさか！…若武か？
ー好きだ！ー
…！まさかあいつ和音に…？
和音？
！？…。
なんだあれ…。
風が。
意識が…
小塚side
うん…
あれ？2人がいない。
ガタガタ…。
ん？
…！？
若武「好きだ！！」
…！？
若武？
そっか
頑張れ！
和音ちゃんは？
…！！？？
意識が…。
彩sibe
ガタ…。
！？
彩「上杉君？」
？？
！うそ
若武「好きだ！！」
これって若武？
若武が和音ちゃんにコクハクしてる？
涙か止まらない…
そして私の意識は消えた…。
和音sibe
途切れ途切れに聞こえる私を呼ぶ声
何？
「…き、だ」
え？
若武「好きだ！！」
…？
わ、かた、け？
！！！！！！
和音「っ！来ないで！！」
そう、今来てはダメ
止められなくなるから
若武「俺たちはお前を信じている！！」
…。涙がずっと流れている。
風が吹いている
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作者名：華琉甘 | 作成日時：2015年10月30日 22時
