見ていたい。 ページ5
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湧先輩に一目惚れしてから1ヶ月ほどがたった。
高校生活にも慣れ始めてきた。
そして美里ともとても仲良くなった。
あれから湧先輩と会うことはなく、
また普通の生活に戻ってきていた。
そして今日はバイト初日。
もう高校生だし、部活もやってないからせっかくだし。
学校から少し離れたカフェでバイトをすることにした。
「今日からバイトの新人ちゃんね〜」
店長に紹介されてみんなの前で挨拶をする。
「日向Aです。今日からよろしくお願いします。」
お辞儀をして顔をあげると、
目の前の人と目が合う。
、ん、。？
わ、湧先輩、？
ん、まって落ち着こう。
私の目が間違っていなければこれは湧先輩。
そして目が合ってからずっと目線が外れない。
「はい！じゃあ今日も頑張ってくよ〜」
この店長の声掛けでやっと目線が外れる。
『ね、黒ちゃんと同じクラスのAちゃんだよね、』
「へ、」
黒ちゃん、確か黒田くんがそう呼ばれてたような、
「黒田くんのことですか、？」
『そーそ！』
「じゃあ、そのAちゃんは私、です、」
『あ！だよね〜今日からよろしくね』
そう言って私に笑顔を向ける。
「湧先輩、私のことなんで知ってるんですか、？」
『Aちゃんも俺のこと知ってるんだね』
知ってるも何も、！こっちは一目惚れですよ、！
『黒ちゃんから聞いたわ〜』
「そうなんですね、」
『あ、あと俺ら、結構シフト被ってるらしいから』
うそ、ほんとに、？
緊張してバイトどころじゃないんじゃ、？
『なんかあったら聞いてね』
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作者名：深田のりゅ | 作成日時：2024年3月9日 17時
