▽ ページ28
you
シフトが終わったから友達と学校内をまわる。
｢Aちゃんっ｣
まわっていると声をかけられた。
｢光輝くん？｣
｢ごめん、ちょっと話いい？｣
人がいないところに連れてこられた。
｢ごめんね、お友達といたのに｣
｢んーん、話って？｣
｢あの俺、｣
向こうを向いていた光輝くんがこっちを見て改まる。
｢俺、Aちゃんのことが好き。俺と、｣
『黒ちゃんそれはだめだよね？』
びっくりして声がした方を見ると湧先輩がいた。
『俺ら付き合ってるの知ってて言ったの？』
｢え、？｣
｢ごめん、Aちゃんも、湧も、｣
と言って光輝くんはいなくなってしまった。
『Aっぽい後ろ姿見えんなーって思って見に来たら
Aと黒ちゃん一緒にいんの、まじ焦った』
湧先輩と2人きりになって話し始めた。
｢それで、光輝くんが、｣
『まって、いつから下の名前で呼んでんの』
｢さっき、です、下の名前で呼んでほしいって
嫌、ですか？｣
『んー、Aの友達の邪魔したくないけど黒ちゃんかぁ』
いろいろ話した結果、光輝くん呼びは許された。
『俺も呼ばれたい、湧って』
｢え、いつも私湧先輩って、｣
『違う、そうじゃなくて呼び捨てで』
｢え、でも先輩だから、、｣
『いーの、はい呼んでみ？』
｢わ、湧くん、？｣
恥ずかしくて先輩の方を見れないまま呼んだ。
でも返事がこなくて
｢あ、の｣
『やーばいわ、やっぱなし笑
いつも通り呼んで？』
耳まで赤くなってる先輩が可愛く見えた。
▽
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 433人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：深田のりゅ | 作成日時：2024年3月9日 17時
