せんぱい。【Waku.M】 (ページ15)

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恋したい。ページ15

you

湧先輩に呼び止められて振り向くと

すぐ目の前に先輩の顔があった。

びっくりして思わず後ろに下がろうとしたが、

すぐ後ろはドアだったため動けなかった。

ち、近い、！

前を向くと目が合っちゃうから下を向く。

なんで先輩も呼び止めたのに何も話さないの、！？

『最近黒ちゃんと距離近くない？』

「え？」

第一声がそれでさらに驚く。

なんの話しかと思って緊張してたけど黒田くんの話。

驚いた私は無意識に前を向いた。

目が合った、と思ったら

すぐに肩を掴まれて180° 回転させられた。

『今はこっち見んな、』

ずっと両肩を抑えられててどきどきする。

「く、黒田くんとは、席がとなりになっただけ、です、」

先輩と距離を作るためにとりあえず質問に答えてみたけど

離れることはなかった。

そして近づいてしまった。

『距離近い。黒ちゃんのこと好きなの？』

そのまま後ろから抱きしめられた。

「え、ちょ、湧せんぱ、」

離れてほしくて抵抗するが、全く動いてくれない。

『俺は、』

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