31 ページ31
「ん、、、」
朝、、？
死んだかと思うくらい深くまで眠ってた
「んーん、、」
大きく伸びをしながら寝室から出ると
「あ、起きた？」
「え」
「おはよ、A」
彼がいた
「あれ？仕事は？」
「休んだ」
「は？は？は？」
「ご飯食べるでしょ？」
キッチンに行く彼を追いかけて
「仕事休むとか馬鹿じゃん、何考えてんの？」
そう詰めれば
「Aのせい
睡眠薬乱用したのは誰ですか」
「あ」
「あ、じゃないよ
飲んじゃだめって言ってないけど
ちゃんと飲む量は守って」
「でも、、」
「でもじゃないよ、Aが起きてこなかったらどうしようって、心配だったんだから」
彼はそう言って私を抱きしめてくれた
「本当にいいの？仕事
私もう大丈夫だよ？」
「いいのいいの、軽い打ち合わせだけだったし
俺は仕事よりAが大切だもん」
「ごめん、紫耀」
「ふふっ笑
Aは真面目すぎるんだよ、仕事休めてラッキーって感じ笑」
ヘラヘラ笑う彼が
みんなから愛される理由がよくわかる
「その代わり！今日は俺の言うこと聞いてもらうから！」
事情聴取か
まあこればっかりはしかたない
と思ったんだけど
「デートしない？俺と」
「は？」
「外行けるなら外行こう」
「、、、」
「家がいい？」
「外行く」
「よっしゃ笑」
どこまでも甘々な彼
「着替えてくる」
「いいよ、ジェラピケのままで笑」
「もし週刊誌に撮られた時、ジェラピケは恥ずかしすぎて無理 笑」
「ふふっ笑 どこ心配してんの笑」
異性と交際してる時点で私も紫耀も基本アウトだけど
私は紫耀のファンの皆様に叩かれる可能性が高いんだもん
どうせなら、可愛いから文句言えない、くらいの感じで生きていきたい
そんなのんきなこと考えてる自分にも呆れるけど。
「お待たせ」
彼はお気持ちばかりメイクをした私に微笑んで
手を繋いでくれた
そのまま彼の車に乗り込んで
ドライブデート
「どこ行くの？」
「秘密」
普段は洋楽かEDMみたいなのが流れてる車内なのに
なぜか今日はキンプリの曲
オシャレな外車には正直似合わなくて
「ふっ、笑」
「え、なに？！笑」
「別に、笑」
相変わらず心はしんどいけど
最近
泣く回数よりも笑う回数の方が増えた
彼は物理的にそばにいてくれるけど
それ以上に
彼の存在自体が、私の心の支え
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kn(プロフ) - 今日この作品に出会って、一気に読んでしまいました！完結、おめでとうございます！そしてお疲れ様でした（＾_＾） (2021年7月23日 22時) (
レス) id: 1cf9fa6049 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - 完結おつかれさまです！！！あぁーーーー、更新されるのが日々の楽しみだったので完結さみしいです！！！ほんとだいすきな作品です！！！平白最高！！！！ (2021年7月23日 21時) (レス) id: a89c13a921 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わぁぁぁ！完結したんですね…！本当に毎日更新楽しみにしていました！大好きな作品です！本当にお疲れ様でした！！ (2021年7月23日 20時) (レス) id: 243d310fe3 (このIDを非表示/違反報告)
has(プロフ) - 完結おめでとうございますっっっ！！もう平白夫婦推します！笑ほんとにHitomiさんの作品の虜です…！ (2021年7月23日 15時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ほんと尊い作者様、、、。新作も出してくれると嬉しいです。完結おめでとうございます！ (2021年7月23日 13時) (レス) id: cef3d2c4a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Hitomi
| 作成日時：2021年5月30日 18時
