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｢Aちゃん、時間｣
｢あ、｣
上司に声をかけられて
時計を見れば5時を少し過ぎていた
天使くんを迎えに行かねば。
｢締切、大丈夫そう？｣
締切？わろた、明日じゃん
｢あー、家でやってきます！｣
｢無理だったら全然大丈夫だよ笑｣
理解のある職場で助かってる
それに
比較的好きなことを仕事にできているから
全然苦に思ったことない
まあ、今後翔が大人になるまでの諸々を全て私がどうにかしなければと思うと
やっぱりちょっと怖気付いちゃうけど。
｢お先に失礼します！｣
保育園までダッシュ！
まだ若いので！！
｢翔〜遅くなってごめんね！｣
｢ママぁー！｣
おおおお、笑
小さな腕じゃ抱えきれないほどの荷物を持ってる彼
｢翔、それなぁに？｣
｢これぇ？｣
彼はニコニコの笑顔で
私の耳元で
｢しょーくんにあげるの｣
そう囁いた
え、天使？
あ、天使なのか
｢今日はしょーくんとお電話して
あしたのつぎの日だから｣
今朝
何も言わないから、てっきり忘れてるのかと思ってたら
しっかり自分で考えてたんだね
泣きそう、、可愛い、、
｢今日のご飯は？｣
｢うーん、唐揚げにしよっか｣
｢かける、それすき！｣
紫耀への小さな償いのつもり。
｢かける、お手伝いする！｣
自ら3人分のお皿を並べてくれてる
4歳児さえも操る紫耀パワーの偉大さよ笑
3人分
不思議な感じだけど
家族の空間って感じがして、嬉しかった
そしてまもなく
ーピンポーン
｢しょーくんだ！！！！！！！！｣
玄関にダッシュ
｢おっ、翔くん 笑｣
頭突きレベルの勢いで突進してくる4歳児にびびりながらも
｢A｣
私の顔を見て、あからさまに目を輝かせる彼も
まだまだ子供みたい
｢ほら、翔
紫耀くんにご挨拶は？｣
｢しょーくん！待ってたよ！大好き！！｣
｢俺も大好き！！｣
お前らは付き合ってるんか？？笑
｢かける、しょーくんにプレゼント作った｣
｢え、なになに？｣
｢ほら！プレゼントはあと！ご飯にするよ！｣
彼ら二人の流れを遮れば
｢翔くんのママ、怖いね｣
｢そう、怒ると怖いの｣
リビングに向かう途中
背後からしっかり聞こえてますけど！！！！！笑
でも
そんな何気ない平和な時間が大好きだ
｢いただきます！｣
家族3人で囲む食卓
これが世間で言う幸せってやつか、、
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みさき(プロフ) - 続編出して欲しいです。 (2020年3月15日 19時) (
レス) id: eb3d2a29bc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 続編希望します (2020年3月14日 13時) (レス) id: a5aa3549d3 (このIDを非表示/違反報告)
piyopiyoppp0317(プロフ) - 続編希望します！！！！！ (2020年3月14日 2時) (レス) id: 88e009bc8f (このIDを非表示/違反報告)
しゅうか - 楽しく読まさせて頂きました！続編も楽しみにしています！！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 161c4bc6da (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 最後の行ってきますパパで全部飛んだんじゃないかくらいの衝撃を受けました。全てをうちあけたのか、呼び方を変えただけなのかはわかりませんが。笑 (2020年3月13日 14時) (レス) id: b54a6cc2bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瞳
| 作成日時：2020年2月22日 22時
