11 ページ11
｢んー、、｣
｢あ、もう眠い？｣
｢かける、ねむくなぃ｣
まだまだ4歳だもん
眠そうに目を擦ってる
｢ん、、｣
ソファにダイブしたかと思えば
すぐに寝息を立て始めた
お母さんそっくりのもちもちのほっぺをつんつんしてみる
｢ほんっと、可愛いな笑｣
優しく頭をポンポンして
｢翔くんのママー｣
｢、、あ、私？｣
｢あなたしかいません笑｣
パソコンをカチカチしてる彼女
｢仕事？｣
｢そうー｣
｢大人みたい笑｣
｢大人だし笑｣
｢つかまーえた｣
｢もーー、仕事してるの！笑｣
パソコン画面をのぞけば
｢？？A、お仕事何してるの？｣
｢あぁ、デザイン系、服の｣
｢え！｣
｢え？笑｣
｢すごいじゃん！なりたいって言ってたもんね！｣
ーAの夢は何？
ーえ、私？うーん、、服のデザインとか、楽しそうかなって、、
制服姿の俺とA
俺ばっかりが夢を語っていた気がするけど
1度だけ
彼女が夢を語ってくれた時があった
｢いいなぁ、、Aが夢叶える瞬間
隣にいたかったなぁ｣
Aを困らせるとわかっているけど
口からはそんな言葉しかでてこない
｢そんなの、、私だって、｣
少し悲しそうに呟くから
なんだか気まずくて
｢あ、翔くん寝たんだけど｣
｢あーーーもう！笑｣
4年前
なぜ突然
彼女は姿を消したのか
知りたくて、でも知りたくなくて
またこの関係が壊れるのが怖くて
やっぱり聞けなかった
ーーーーーー
｢翔ー、そこで寝ちゃダメー！｣
リビングで大爆睡をかます翔くん
｢虫歯になるよ？｣
お願い、歯磨きだけはしてくれ
｢翔ー｣
｢ぃや、、｣
｢紫耀くんがやってくれるって｣
｢へ？笑｣
｢しょーくん、、？｣
大好きなアイドルの名前ですぐ釣られちゃうところ
本当にジャニヲタだな笑
｢え、え、え、俺、無理｣
｢大丈夫大丈夫！笑｣
｢え、怖いって｣
｢紫耀もいつかパパになるんだよ？笑 練習！｣
びびる紫耀くん可愛いね笑
あまーい子供用の歯磨き粉の匂い
紫耀の膝の上に横になって
小さな口を大きく開けてる
｢えええ、、全然わかんない、、｣
新米パパ、頑張って笑
｢翔、ぐちゅぐちゅぺーできる？｣
｢できる、、｣
眠そう笑
｢紫耀、ありがとう笑｣
｢疲れた、、｣
｢子育て、できそう？笑｣
｢、、、Aと一緒なら｣
またそうやって
女をたぶらかす
｢しょーくん、抱っこ、、｣
｢ははっ笑
ほら、おいで｣
軽々と天使を抱えて
ベッドに連れて行ってくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2686人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みさき(プロフ) - 続編出して欲しいです。 (2020年3月15日 19時) (
レス) id: eb3d2a29bc (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 続編希望します (2020年3月14日 13時) (レス) id: a5aa3549d3 (このIDを非表示/違反報告)
piyopiyoppp0317(プロフ) - 続編希望します！！！！！ (2020年3月14日 2時) (レス) id: 88e009bc8f (このIDを非表示/違反報告)
しゅうか - 楽しく読まさせて頂きました！続編も楽しみにしています！！ (2020年3月13日 16時) (レス) id: 161c4bc6da (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 最後の行ってきますパパで全部飛んだんじゃないかくらいの衝撃を受けました。全てをうちあけたのか、呼び方を変えただけなのかはわかりませんが。笑 (2020年3月13日 14時) (レス) id: b54a6cc2bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瞳
| 作成日時：2020年2月22日 22時
