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｢お嬢様、ご夕食のご準備ができましたが｣
ドアの向こう側から聞こえてくる執事の声
｢あとで食べる｣
情緒不安定なので、人に会いたくないです
なんで
なんで、あそこで廉くんと会っちゃうかなぁ、、
なんかもう色々無理すぎて
帰宅してからずっとベッドに潜り込んでる
ここまであんなに完璧な姿を見せてきたのに
なんで
よりによって彼に素の姿を見られちゃってるんだろう
あああああ
耳にイヤホンを突っ込めば
｢僕はまた君に恋するんだろう〜♪｣
自担の甘い声が聞こえてくる
私も、誰かに愛されたい、、、
｢愛されたいよ、、、｣
そんな私のつぶやきは
広い部屋の中で静寂に吸い込まれていく
｢お嬢様｣
一人の時間
もう、邪魔しないで欲しい
｢だから、後で食べるって｣
｢いえ、廉様がいらっしゃいました｣
｢は？｣
｢A様に会いたいと、、｣
おいおい、嘘だろ
やはり、下品な女はダメだったか
布団から出て
軽くメイクを直す
｢いいわ、お通しして｣
｢失礼いたします｣
私の執事に連れられて現れたのは
私の王子様
｢どうされたの？いきなり｣
｢え、会いたくなったから｣
どんなパワーワード 爆笑
とりあえず、自室のソファに促す
永瀬廉が自分の部屋にいるという現実
しんどい
｢部屋広いな｣
｢こんなもんでしょ笑｣
｢それ、庶民の前で言ったら殺される笑
まあ俺もこんなもんやけど笑｣
ニヤリと笑う廉くんは
いつもの100倍かっこよく見えた
｢で、なんで私に会いに来たの？｣
｢え、彼氏が彼女に会いに行くのは普通やん？｣
ずるい
そういうのずるい
｢まあほんまは、事情聴取しにきた笑｣
｢うぅ、、｣
ほら、絶対これやと思った
｢あれは、、その、、あの、、
お見苦しい姿を見せてしまって、ごめんなさい｣
｢ふっ笑
めっちゃタイプ｣
｢え｣
｢俺の前でも、あんなふうに笑って欲しい｣
｢は？｣
｢あれが本性なんやろ？笑｣
俗に言う顎クイをしながら笑う
え、え、え、
え？御曹司？え？
いつものお上品なお顔はどこ？
なに？永瀬グループの御曹司
ドS系プリンスなの？は？
｢よし、夜ご飯食べに行こう｣
｢へ？｣
｢いいから！｣
手を掴まれて
駆け出す
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わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです！廉くん素敵です！楽しく読まさせていただきました！ありがとうございます！ (2021年1月30日 17時) (
レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - お忙しい中の更新ありがとうございます。afterstoryとかも見れたら嬉しいです。 (2020年6月11日 7時) (レス) id: bd9f1b8fb3 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 更新待ってます (2020年3月14日 18時) (レス) id: e16e3d990a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - はじめまして！とても面白いです！ほかの作品も面白かったです！更新待ってます！ (2020年3月13日 13時) (レス) id: fccc3ae46c (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 初めまして〜！あー早く続きが見たいです！更新待ってます！！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: c7d70b444c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瞳
| 作成日時：2019年12月8日 19時
