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「聞いて!めっちゃおじさんだった!!」
「怒られるぞ、笑」
最悪の事態が発生した
あの日
お父様に直訴しようとした日
「お父様、お話が」
「あ、A
ちょうど良かった
私も話があったんだよ」
私が話を切り出す前に
お父様は言った
「縁談の話が来てる」
と。
「え、、、?」
「よろしく頼むぞ」
いつものように私の肩にぽんと手を置くお父様
「で、Aの話はなんだ?」
涙が出そうになった
私の力じゃどうにもできない事態
苦しくなって
ぎゅっと唇を噛んでから
「なんでも、ありません」
颯爽と部屋に帰って、廉に即電話
ぎゃあぎゃあ言う私に比べて
廉はとても冷静だったけど
明らかに動揺してるのが声色でわかる
で、
そのお見合い相手と顔合わせしたら
廉よりイケメンどころか
めちゃくちゃおじさんで
萎え萎えの萎えです、絶対無理
「なんでこの私が、あんなおじさんと、、」
「でもそのおじさんとこの会社、めっちゃでかいやろ?」
「大したことないよ〜
むしろ、私のとことは廉の会社の方が相性いいと思うの」
ビジネスなんて
1ミリも興味ないけど
何とかならないかなと、少しだけ勉強した
「おじさんは無理、、、
私のこと、プリンセスって呼んでくるのも無理」
「ははっ笑
お口が悪いですよ、プリンセス」
「、、、ふっ、笑
イケメンになら呼ばれてもいい!」
廉しか無理、、、、
「早く迎えに来てよ、、王子様」
そう言うと
ちょっと困った顔する
未来が見えないね、 、
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わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです!廉くん素敵です!楽しく読まさせていただきました!ありがとうございます! (2021年1月30日 17時) (レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - お忙しい中の更新ありがとうございます。afterstoryとかも見れたら嬉しいです。 (2020年6月11日 7時) (レス) id: bd9f1b8fb3 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 更新待ってます (2020年3月14日 18時) (レス) id: e16e3d990a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - はじめまして!とても面白いです!ほかの作品も面白かったです!更新待ってます! (2020年3月13日 13時) (レス) id: fccc3ae46c (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 初めまして〜!あー早く続きが見たいです!更新待ってます!! (2020年1月19日 0時) (レス) id: c7d70b444c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瞳 | 作成日時:2019年12月8日 19時