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「さぁ、今日は神楽木家の姫の奢りだよ〜！！！」
「うっざ、笑」
「え、なんか言った？」
「いいえ、何も笑」
いつぶりかに廉とランチ
今期も神楽木グループが圧倒的な業績を誇ったことを記念して
奢って差し上げたら
嫌味かって怒られました笑
「いいなぁ、神楽木グループは」
「いや、うちもいつどうなるかわかんないよ」
このご時世
何があってもおかしくない
私だって
神楽木グループが破産でもしたら
姫どころか、いっきに乞食になる
想像したら恐怖でしかないし
目の前の廉が
元気ないのも仕方ないな、、
「買収、してもらったほうがいいんかな、」
「そんなこと、、ないと思うよ」
何を言っても無責任で本当に申し訳ない
「いや、、俺、Aと復縁したいし」
「え」
「Aと付き合うためなら、なんだってできる」
サラッとそんなこと言いながら
ストローでオレンジジュースをすするから
もう、なんか、愛おしすぎる
「でも、長い目で見たら、会社立て直すほうがいいんじゃないかな〜」
「今すぐAの彼氏に戻りたいもん」
「なんでそんなに焦るの笑」
そう笑えば
ギッと私のことを睨みつけてきて
「俺らの宿命忘れたん？」
宿命、、
そう
そうだった
廉がいるから、すっかり忘れてたけど
私たちの交際は恋愛感情とか関係なく
親主導で勧められる
その駒のために生まれてきたようなものだもん
「廉のお父様はなんて仰ってるの？」
「倒産も買収も避けたがってる
Aと別れた時も、感謝された」
会社の駒である私たちは
親の同意がなければ
交際は不可能、、
「えっ、、もう私たち無理じゃない？」
「無理やな、笑」
「「、、、」」
2人して黙り込むから
沈黙が続く
「駆け落ち、、、？」
「ふっ笑 正気？笑」
「え、私わりと本気だけど」
じーーっと彼を見つめるけど
「Aはプリンセスやねんから」
目をそらされる
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わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです！廉くん素敵です！楽しく読まさせていただきました！ありがとうございます！ (2021年1月30日 17時) (
レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - お忙しい中の更新ありがとうございます。afterstoryとかも見れたら嬉しいです。 (2020年6月11日 7時) (レス) id: bd9f1b8fb3 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 更新待ってます (2020年3月14日 18時) (レス) id: e16e3d990a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - はじめまして！とても面白いです！ほかの作品も面白かったです！更新待ってます！ (2020年3月13日 13時) (レス) id: fccc3ae46c (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 初めまして〜！あー早く続きが見たいです！更新待ってます！！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: c7d70b444c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瞳
| 作成日時：2019年12月8日 19時
