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ブーブー

どれくらい時が経っただろう

廉に包まれるこの時間が幸せすぎて

抱かれたまま、しばらく時を止めてた

「A、スマホ鳴ってるで」

「んー、、」

いつの間にかはるとの通話は切れてて

どこまで聞かれてたのかと思うと恥ずかしくなるけど

「あ、執事からLINEきた、笑」

<廉様とご一緒ですか?

可能でありましたら、そろそろお戻りください>

わざわざ迎えに来ず

電話でもなく

LINEで連絡してくるあたり

よくできた執事だなぁと感心しちゃう

「廉、私そろそろ戻らなきゃ」

「うん、そっか」

離れたくないと

心からそう思うのは

やはり、私が彼を愛しているからだろう

「また、連絡する」

「うん!」

彼に背を向けて歩く

「あ」

「ん?」

「お誕生日おめでとう、廉」

ーーーーー

冷たい風が頬に当たる

Aが去ったバルコニーには俺1人

ドレスの裾をふわっとさせて

振り向いたかと思えば

俺の大好きな素の笑顔で

「お誕生日おめでとう、廉」

参っちゃうな

可愛いにも程がある

そして同時に

一緒になれない現状にも嫌気がさす

どうすれば、

なんて、俺が考えたところで

答えも出なくて。

あぁ、もう

「ふぅ、」

ぐちゃぐちゃな感情をどうにか

落ち着かせて

パーティー会場に戻る

「廉様、探しましたよ」

「ふっ笑

もう子供じゃないんやから笑」

「廉様は私のご主人様ですから」

なんだか今日は異常に執事の存在がありがたく感じる

「廉様にお仕えして、もう21年になるんですね

立派になられましたね」

「えええ、突然何、笑」

「ふふっ笑

会社のことと、自分のこと

その狭間で葛藤しているのは、廉様が大人になった証拠ですよ」

親よりも過ごした時間が長い彼には何も隠し事はできない

「なぁ」

「はい」

「どう思う、Aのこと」

「永瀬グループの御曹司で、かつ、ジャニーズの廉様が、手に入れられない女性なんて、

いらっしゃるのですか?笑」

「ははっ笑

有能な執事は言うことが違うな笑」

「ただ、、少しお急ぎになるべきだと存じます」

彼の視線の先には

どこかの御曹司と仲睦まじく笑う

プリンセスの姿があった

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設定タグ:永瀬廉 , ジャニーズ , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです!廉くん素敵です!楽しく読まさせていただきました!ありがとうございます! (2021年1月30日 17時) (レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - お忙しい中の更新ありがとうございます。afterstoryとかも見れたら嬉しいです。 (2020年6月11日 7時) (レス) id: bd9f1b8fb3 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 更新待ってます (2020年3月14日 18時) (レス) id: e16e3d990a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - はじめまして!とても面白いです!ほかの作品も面白かったです!更新待ってます! (2020年3月13日 13時) (レス) id: fccc3ae46c (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 初めまして〜!あー早く続きが見たいです!更新待ってます!! (2020年1月19日 0時) (レス) id: c7d70b444c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月8日 19時

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