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｢死ぬ、、なんであいつがいるの、、｣
動揺が隠せず
ドレスのままそうそうにトイレに逃げてきた私
久しぶりの再会
細身のからだでスーツを着こなす彼は
完全に御曹司だった
ドキドキが止まらなくて
周りのおじさんの話なんで一切入ってこない
鏡に映るドレス姿の私
｢次のパーティーに着ていくドレス買ったんだぁ｣
｢え、黒じゃん珍しい
漆黒？永瀬？笑｣
｢は、うるさ笑｣
はると交したそんな会話を思い出す
そうだ、はる
どうしようも無い感情をとりあえず
親友にぶつけることにした
｢あ、もしもしっ、はる！｣
バルコニーで電話
｢あぁ、A
どしたの？笑｣
｢いた｣
｢は？｣
｢廉がいたの、パーティーに｣
｢えー！よかったじゃん！笑
かっこよかった？｣
｢まあ、、顔は｣
｢ふふっ笑 素直じゃないね｣
｢もー、、かっこよかった、、
イケメンはずるい｣
｢イケメンって、俺のこと？｣
背後で気配を感じた
え、タイミング
少女漫画やん
私より先に状況を把握したはるが
電話先できゃあきゃあ言ってる
｢ったく、そんなかっこで外出たら風邪ひくやろ｣
自分の着ていたジャケットを私に羽織らせる
｢廉、、、｣
｢探してた｣
｢え｣
｢話したかったから、笑｣
あの顔面偏差値で
少し照れながら、でも嬉しそうに
そんなこと言う彼は
相変わらず少女漫画に出てくるリア恋王子だし
そんな彼に対して
ええええ、好きいいいい
ってなる私も相変わらず。
｢A、ごめん｣
｢え？｣
｢いきなり、別れようなんて、ごめん｣
すごく悲しそうに、辛そうにそんなこと言う彼は
あの、冷酷な彼とは別人だった
｢しかたないよ、こればっかりは｣
｢俺のこと、、嫌いになった、？｣
嫌い嫌いだと
散々はるには言ったけど
そんな泣きそうな顔で言われたら
えええ、ごめん、好きぃ、、
ってなる
｢分からなくなった｣
｢え、、？｣
｢会社のこととか、色々あることもわかってるけど
廉のこと、好きだし、大好きだし、、
でも、、廉に大事なのは私じゃなくて会社だって言われたのが、
やっぱり今もショックっていうか、、やっぱり完璧じゃなかったから、、嫌われたのかな、、とか、、っ、んっ、！｣
｢ごめん、ほんまにごめん｣
久しぶりに
彼を感じた
痛いくらい抱きしめてくれる彼は
私の
私だけの王子様
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わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです！廉くん素敵です！楽しく読まさせていただきました！ありがとうございます！ (2021年1月30日 17時) (
レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - お忙しい中の更新ありがとうございます。afterstoryとかも見れたら嬉しいです。 (2020年6月11日 7時) (レス) id: bd9f1b8fb3 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 更新待ってます (2020年3月14日 18時) (レス) id: e16e3d990a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - はじめまして！とても面白いです！ほかの作品も面白かったです！更新待ってます！ (2020年3月13日 13時) (レス) id: fccc3ae46c (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 初めまして〜！あー早く続きが見たいです！更新待ってます！！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: c7d70b444c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瞳
| 作成日時：2019年12月8日 19時
