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<会いたい>

「やったぁ!!」

「ちょ、A 笑」

授業中にも関わらず

彼からのLINEにガッツポーズする私

周りの視線に苦笑いしながら

「廉からLINEきたの!」

はるに報告する

ずっとずっと

待ってた

<私も会いたい>

<待ってる>

久しぶりに会えるのが嬉しすぎて

綺麗にメイクして

お気に入りのドレスを着て

髪も整えて

ウキウキで向かう

待ち合わせに指定されたのは

ホテルのラウンジ

クラシックの美しく、優雅な音色が

心地よくて

穏やかな気持ちになる

「A」

優しい声に、心がときめく

振り向けば

優しい顔をして、スーツを着こなす廉がいた

「久しぶり」

「うん、久しぶりだね」

「今日も可愛い、笑」

イケメンのそのセリフの

破壊力やばいことを自覚して欲しいな

「ごめんな、連絡してなくて」

「ううん、気にしないで」

久しぶりだし

ホテルのラウンジという環境のせいか

プリンセスモードに入りかけてしまってて

何話していいか分からない

「あの、、」

「別れて欲しい」

「え、?」

唐突の切り出しに思考が追いついてこない

「別れよう、俺たち」

「え、ちょっとー、、え、、?笑

どういうこと?」

久しぶりの会いたいが、

そんな話だなんて

思ってもみなかった

「え、会社のこと、心配してるの?

お父様は、何も心配いらないって、、」

「Aとこのまま付き合ってたら

俺の会社、買収されちゃう」

え、それで良いのでは?

うちも廉のところも

win-winの関係になるのでは、、

「買収されるわけにはいかない

絶対に俺が立て直す」

目の前の彼が何を言っているのか

意味がわからない

「だから、別れてほしい」

「え、なんで?」

「買収されたくないから、別れてほしい」

何度も何度も別れてほしいと繰り返す彼は

感情のない、ロボットのよう

「え、え、え

ちょっと、落ち着こう?え?」

「落ち着こうはプリンセスのほうでは?笑」

この状況で優しく笑う彼が信じられない

「じゃあ、俺

そろそろ、行かないと」

「え、ちょっと、、」

慌てて彼の手首を掴めば

「なぁ、分からへん?

俺が大事なのは、会社やねん

Aじゃない」

さっきの王子の顔ではなく

難しい取り引きをしている時のお父様と同じような

冷酷な経営者の顔してた

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設定タグ:永瀬廉 , ジャニーズ , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです!廉くん素敵です!楽しく読まさせていただきました!ありがとうございます! (2021年1月30日 17時) (レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - お忙しい中の更新ありがとうございます。afterstoryとかも見れたら嬉しいです。 (2020年6月11日 7時) (レス) id: bd9f1b8fb3 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 更新待ってます (2020年3月14日 18時) (レス) id: e16e3d990a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - はじめまして!とても面白いです!ほかの作品も面白かったです!更新待ってます! (2020年3月13日 13時) (レス) id: fccc3ae46c (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 初めまして〜!あー早く続きが見たいです!更新待ってます!! (2020年1月19日 0時) (レス) id: c7d70b444c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月8日 19時

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