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｢父上っ！これは、、っ｣
｢廉は黙ってなさい！！！｣
都内の一等地に位置する本社
慌ただしく社員が駆け回る中を駆け抜けて
社長室に飛び込む
信じられない
突然の株価の暴落
新聞やワイドショーに賑わす
永瀬グループの文字
｢なんで、、急に、、｣
｢ビジネスだ、これも｣
冷静な父親によけいイライラする
｢このままでは、、｣
｢いくらでも方法なんてある｣
｢私も、、何か、手伝います｣
お前に何ができる、と言わんばかりの目で
父親は俺を見つめた
｢じゃあ
神楽木さんとは、別れなさい｣
これが
ビジネス
ーーーーー
｢お父様｣
｢あぁ、A｣
居間でのーんびりテレビを見てるお父様に声をかけた
｢ロンドンはどうだった？｣
｢ええ、とても素敵でしたわ
お友達にもお会いできて｣
｢そうか、それは良かったなぁ｣
そんな話をしたいわけじゃない
｢大丈夫ですの？永瀬様のところ｣
報道が活発になってから
彼から全く連絡がない
バタバタしてるのか、なんだか私から連絡するのも申し訳なくて。
｢んー？
ははっ笑 大丈夫だよ笑｣
｢でも、、株価暴落って、、｣
｢買収しようと、思ってる｣
｢え？｣
｢永瀬グループはうちがあまり力を入れてない業界に強いんだ
これでますますうちも大きくなるし
永瀬グループも倒産せずにすむ｣
なんだ、、
ほっと胸を撫で下ろす
｢ほら、廉くん出てるぞ｣
テレビに目を移せば
生放送で、キラキラ輝く彼がいた
ーーー
紫耀side
｢廉、大丈夫？｣
ここ最近ずっと
仕事中以外は
頭を抱えて、完全に心を閉ざしてしまってる廉
まあ、無理もない
自分の家があんなことになってるんだから。
俺らにはどうすることもできなくて
そっとしておく他ない
｢大丈夫｣
何をもって大丈夫と言ってるのか分からないけど
仕事中は全く普通で
あぁ、プロなんだなと思う
｢廉ー、俺とお話しようよ｣
こういうことには
彼なりの優しさで
全く首を突っ込まない岸くんが
廉に声をかけた
｢ねぇーー｣
空気読めない振りも彼の優しさ
｢しつこ、笑｣
廉の負け 笑
｢ごめんな、心配かけて
ほんまに、ほんまに大丈夫やねん、、会社は
ただ、、、
Aと、、、別れることになった｣
｢？！｣
｢このままでは、Aのとこの会社に買収される
代々続いてるうちの会社を、そう簡単に渡すわけにはいかない｣
彼は
会社のトップらしい顔してた
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わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです！廉くん素敵です！楽しく読まさせていただきました！ありがとうございます！ (2021年1月30日 17時) (
レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - お忙しい中の更新ありがとうございます。afterstoryとかも見れたら嬉しいです。 (2020年6月11日 7時) (レス) id: bd9f1b8fb3 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - 更新待ってます (2020年3月14日 18時) (レス) id: e16e3d990a (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - はじめまして！とても面白いです！ほかの作品も面白かったです！更新待ってます！ (2020年3月13日 13時) (レス) id: fccc3ae46c (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 初めまして〜！あー早く続きが見たいです！更新待ってます！！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: c7d70b444c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瞳
| 作成日時：2019年12月8日 19時
