パーフェクトヒロイン。After Story

光 ページ25

〇光
「俺は心配して言ってるんだよ？！」

「もう！うるさい！！！」

平野VS私

朝からバトってます、しんど。

「私のことは私が一番わかってるんだから」

紫耀から貰ったネックレスを玄関先に置き去りにして

私は仕事へ向かう

我ながらひどいと思うけど

どこまでも過保護な紫耀が嫌い

最近忙しくしてるのが心配らしく

「もう少しペース落として仕事して」

って。

私はめちゃくちゃ元気だし

お仕事たくさんもらって嬉しいし

なのに

紫耀がいちいち口出してくるから

もう、嫌。

紫耀がいなくたって、ネックレスがなくたって

私は大丈夫。

「おはよう、ミナミ！」

「Aー！おはよ！」

ミナミは私の首元に目を落として

「え、なに平野さんと喧嘩したの？」

「バレた？」

「バレるよ、ネックレスないんだもん」

さすがです、ミナミちゃん

「朝からバチバチよ、、過保護すぎるわ平野紫耀、、」

「平野さんはAを心配してるんだよ」

「私は大丈夫なのに、、」

「あら、ずいぶんお痩せになってますけどね、お嬢さん笑」

「む、、それは、、」

それは否めん。

食べることは大好きだけど

忙しくなると食への興味が一切消える。

実際、紫耀も食べろ食べろってうるさくて、、

「今度私と焼肉ね？笑」

「ミナミの奢り、、？」

「奢る奢る、そのかわり食べてね笑」

「叙々苑？」

「、、、Aが元気になるならなんでもするわ私 笑」

天使じゃん、さすが親友

「平野さんも、いじわるでAに色々言ってるわけじゃないんだよ？」

「それは、、分かってる、、」

分かってるけど

紫耀には、、応援して欲しいんだもん、、

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