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いらないんだよ。オレと同じ次元に立つ人間は…
最後に立ってるのはオレ1人だけでいい。お前みたいなカスは一生地面に這いつくばってろ。」
『1人でいい』その言葉に胸がズキンと痛む。
目が覚めた時、私は1人だった。
でも1人は寂しくて悲しくて。
もちろん1人の方がラクだと思うこともあるけれど、1人がいいとは思っても、1人でいいなんて私には到底思えなかった。
だから、ランスさんにも何か理由があるような気がしてならない。
そんな事を考えていると、マッシュが地に腕をついた。
立ちあがろうとしているのだろうか。
ランス「立とうとしてもムダだ。
人間の力じゃこの重力には耐えられない。」
そう言ったところで、マッシュは地面の中に腕を突っ込んだ。
マッシュ「立たなくても十分だよ。」
そう言って腕に力を入れると、地中から何かを引き抜いた。
その途端、マッシュのいる地面からランスの足元までの地面が割れた。
ランス(なっ…地面が割れた!?
……根っこ!?)
地中に突っ込まれたマッシュの手には木の根が握られていた。
ランス(まさかそれを引き抜いて…そんなバカな…)
マッシュ「…あれ?
君も本当は這いつくばるの好きなの?」
と、膝をついて驚愕するランスをマッシュは見下ろした。
ランス「……」
第8話 マッシュ・バーンデットと強めの魔法使い
完
to be continued…
《ひとこと》
やっと1巻分のお話を全部書き切った…ここまで来るのにすごい時間かかった…十中八九サボったせいですねわかります。(
)ここまで本当にありがとうございます!
今後とも、どうぞ本作品をよろしくお願いします!!
今回は妖怪ウォッチの曲聴きながら書いた✌︎('ω')✌︎
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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年3月6日 19時