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ランスさんがこれから行う賭けのルール説明を始める。

ランス「お互いにこの級硬貨(コイン)を賭けて勝負する。

負けは戦闘不能かギブアップ。

この学校じゃ、魔法を使った決闘はこれ以外タブーだからな。

まぁお前はやるしかないわけだが。これがオレの手にある限り」

と言って私たちが入っているビンを軽く横に振る。

けれど中の私たちが転ぶことはなかった。

どういう作りになっているのだろうか。

ランス「それにお前の性格上、これがオレの手にある時点で、なにかと都合がよさそうだしな。」

マッシュはランスさんの言葉をだんまりとして聞いていた。

ランス「まぁ、普通にやっても、結果は目に見えているが…

編入試験の時のお前やニーアの行動は甘すぎる。」

ニーア(えっ私?)

ランス「自分の目的よりその日知り合った他人を優先させるなんて、

そんなふざけた奴にオレが負けることはありえない。」

トム「やめとけマッシュ!こいつはやばいぞ!!」

レモン「そうですよ!なんか危ない感じがします!」

ランス「…ん?どうした?怖気付いたか?」

とランスさんが言うと、ずっとだんまりだったマッシュがようやく口を開く。

マッシュ「いや、そういうのいいから。早くやろう。」

ランス「威勢だけはいいな。」

ランスさんは杖を手にすると

ランス「グラビオル」

と唱えた途端、広範囲が円の形に陥没した。

ランス「その前に少し、やりやすくしようか。」

ニーア(ものすごい範囲と魔力量…流石二線魔導師…)

そう思っていると、いつの間にかマッシュが持ち前のスピードでランスさんの目の前に迫っていた。

マッシュ「そういうパフォーマンスは…必要ない。」

そう言って拳を打ち付けようとするも

ランス「魔法なしでオレに勝つつもりか?

グラビオル。」

とランスさんが呪文を唱えた途端、マッシュが魔法で発生した強い重力により、地面に思い切り叩きつけられた。

地面がメキメキとひび割れていくあたり相当な重力だろう。

トム「マッシュ!!」

レモン「マッシュくん!!」

2人が悲痛な叫びをあげる。

フィンくんと私に関しては最早パニックで声が出ない。

私は高いところに来るとフィンくん並みにヘタレらしい。

ランス「ふざけてんの?お前。中途半端なことしやがって。

どうせ大した目的も無いんだろ?その感じじゃ。

それなのにお前が銀の級硬貨(コイン)を持ってるなんて…

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作品ジャンル:ギャグ
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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年3月6日 19時

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