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?「オレも混ぜてくれよ。」
この少年は
レモン(編入試験で1位成績だったランス・クラウンくん…改めて見てもスゴいイケメン…ダメ私…私には心に決めた人が…)
そう。レモンちゃんのいう通り編入試験1位通過。迷路で私が助けた人だ。
マッシュ「いや楽しくはないですよ」
と冷静に呟くマッシュ。
ランス「そうか…じゃあもっと楽しいことしよう…ってお前は…」
ニーア「あー…久しぶりデスネ…元気していらっしゃいましたでしょうか…」
どうやらようやくこちらに気がついたようだ。
私とて、顔面偏差値の高い男に興味が全くないわけではない。
いきなり顔面偏差値70くらいの男に話しかけられれば敬語もおかしくなるだろうということで許してほしい。
ランス「ああ。おかげさまでな。」
マッシュ「それで、楽しいことって何。かくれんぼ?」
とマッシュが合間に入って質問した。
フィン(かくれんぼではないでしょ絶対…)
ランス「……このビンは特殊な魔法道具だ。
かなり昔のものなんだが…」
マッシュの発言のせいでしばらくしーんとしていたが、それに触れることなくランスさんは手にしたビンの蓋を開ける。
すると、マッシュ以外の4人がビンの中に閉じ込められる。
トム「なんだこれは!!」
ニーア「ァ…ア…高い…ワ…ワァ…ワァ…」
フィン「泣いちゃった!」
中の4人はとにかく騒ぎ散らかしていた。
特に私は高いところが無理なので誰よりも騒いでいた。
なんなら咽び泣いていた。
絶対うるさいよね…後で謝ろ。
ランス「こうして人を閉じ込めることができる。
これを返して欲しかったらフクロウ小屋横の森へこい。
待ってるぞ。」
そう言うと青緑の炎を出現させて瞬間移動した。
マッシュ「……」
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そしてフクロウ小屋横の森にマッシュがついた頃には、そこにもうランスさんが待ち構えていた。
マッシュ「なにするの。」
ランス「賭けだ。お前も欲しいだろ?
この銀の
と言ってポケットから出した2枚の銀の
トム「なっ!!銀の
なんで1年が…!!一部の上級生しか持ってないはずだぞ!?
(しかも、アザの本数はその時点での魔力量を表す…こいつ…かなりまずいぞ)」
次々と顕になるランスの凄みに、ビンの中の一同が息を呑んだ。
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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年3月6日 19時