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その時、またレアン寮に10点加算される。

「2人も欠けてりゃ勝っても当然よお!!」

とほざくアイツがなんだか許せなくて

フィン「えっ、ニーアさん?」

レモン「どうしたんですか?ニーアさん。」

私は立ち上がるとローブを脱いで、

そのローブを相手に投げつけた。

私にはローブを遠くまで投げられるほどの腕力なんて無い。

しかし、私に味方してくれる最強の運があるから。

届く!

私によって投げられたローブは、いい感じに風に乗って相手の顔面にぶつかった。

「んぐッ!?な、何しやがる!」

ニーア「わざとじゃない。」

「…は?」

ローブをぶん投げたこと、少し後悔はしているが、ゴミの投げ込みでお咎め無しなら、ローブなんてほぼ同じ様なものだろう。

ニーア「わざとじゃないから。許して。」

と私は真顔で相手に聞こえるよう声を張り上げて言った。

「はぁ!?わざとだろうがなかろうがやっていい事と悪い事g((ニーア「これが!

さっきアンタがトム先輩に言ってたようなことだよ。」

相手がこっちに注目している隙に

ニーア「マッシュ!今だよ!」

と叫んだ。

相手がふと後ろを振り返ると

マッシュはホウキに跨りながらしゃがみ、グググ…と力を溜めると、地面を破壊する勢いで上に飛んだ!

「飛んだ!!」

「お、おい見ろ!一定の場所にとどまりだしたぞ!!」

「飛べたのかあいつ!?」

と観客たちが驚愕の声をあげたのも束の間。

よーく見てみると…

(((なーーんか足、めっちゃバタバタしてますけど!!)))()

ニーア(そこは見ないで…!!)()

マッシュ「ボコボコにする。

へいパス。」

「お、おう…」

そう言ってマッシュは唖然とするチームメイトからボールを受け取る。

「おいボール持ったぞアイツ!!」

「何する気だ!!」

その時、マッシュはゴールから随分離れた位置にいるはずなのに、ボールを投げようと大きく振りかぶった。

「あんな遠くからどうするつもりだ?」

「ふざけてるのか!?」

「ロクにホウキも乗れないザコが何を…」

と誰もが(一部を除く)マッシュを侮っている。

しかし次の瞬間、

マッシュによって投げられたボールは綺麗な直線を描き、真っ先にゴールを通過した。

アドラ寮に10点加算され、20点になる。

え?

wow(わぁ) it's amazing(すごいですね)!」

「だが、残り時間僅かでまだ40点も差が…」

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作品ジャンル:ギャグ
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作者名:イルカ x他1人 | 作成日時:2024年3月6日 19時

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